岡山放送局

2009年8月8日 16時17分更新

太平洋戦争資料展


戦艦大和の遺留品や戦地に赴く出征の様子を写した写真など、太平洋戦争にまつわるさまざまな資料を紹介した展示会が備前市で開かれています。

「なぎさの記憶・瀬戸内の太平洋戦争」と名づけられたこの展示会は、備前市の歴史民俗資料館が戦争と平和について考える機会を持ってもらおうと開いたもので、会場には太平洋戦争にまつわる遺留品や資料などおよそ130点が展示されています。

このうち、東シナ海に沈んだ戦艦大和の潜水調査で見つかった遺留品は、いずれも広島県呉市の通称「大和ミュージアム」から借りたもので、双眼鏡やビール瓶、それにボロボロに破れた靴などが展示されています。

また、備前市の鶴海地区から戦地に赴く出征の様子を撮影した写真には、軍服に身を包んだ男性を大勢の人たちが見送る姿がとらえられています。
このほか、備前焼で作られた手榴弾や千人針などが展示され、訪れた人たちは真剣な表情で見入っていました。

この展示会は8月23日まで、備前市の歴史民俗資料館で開かれています。