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麻生首相、一定条件下の敵基地攻撃「法理上はできる」

 麻生太郎首相は26日夜、北朝鮮の核実験強行を受け、自民党内に日本も敵基地攻撃能力を持つべきだとの意見があることについて「一定の枠組みを決めた上で法理上は攻撃できるということは、昭和30年代からの話だ」と述べた。一定条件下での敵基地攻撃は、理論上は自衛権の行使に当たるとの認識を示したものだ。首相官邸で記者団に語った。

 「先制攻撃論」とも受け取られかねない首相発言だが、首相周辺は「従来の政府見解の範囲内だ」と強調した。政府の統一見解としては、1956年に当時の鳩山一郎首相が「他に手段がないと認められる限り、誘導弾などの基地をたたくことは法理的には自衛の範囲に含まれ、可能であると言うべきものだ」との見解を示している。 (21:30)

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