愛知県春日井市医師会の政治団体・春日井市医師連盟は7日、衆院選愛知6区(春日井・小牧・犬山市)で、民主新人の石田芳弘さん(63)を推薦することを決めた。県内の地区医師連盟が民主候補を単独推薦するのは今回の衆院選で初めて。
県医師連盟は6区で自民前職の丹羽秀樹さん(36)を推薦する意向で、地区連盟と県連盟にねじれが生じた。
同日の会合で無記名投票を実施。13票のうち民主候補の単独推薦が8票、自民と民主の双方推薦が4票、自民単独1票だった。
春日井市医師連は前回の衆院選で自民候補を推薦。しかし、大幅な医療費削減や後期高齢者医療制度などの政策に対する医師らの不満が大きく、昨秋に投票で推薦候補を決める方針に転換した。
同医師連の三輪勝征委員長(64)は「小泉改革の社会保障費削減により、医師不足などの問題が膨らみ地域医療は崩壊に向かった。投票結果は現状への不満の表れだ」と話した。
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