国民が裁判に参加する「裁判員」制度の法案が、平成16年の国会に提出される予定となっていることをご存じですか。
裁判員制度は、選挙人名簿から無作為で選ばれた裁判員が裁判官とともに刑事裁判に関与して、有罪か無罪か等を判断する制度ですが、具体的な制度内容については、例えば裁判官・裁判員を何名とするか、有罪とするには全員一致とするか、多数決とするか、など多くの課題があります。
日弁連は、すでに「裁判員制度の具体的制度設計にあたっての基本方針」を策定して、あるべき裁判員制度の実現を求めていますが、この度、裁判員制度が真に国民のものとなるにはどのような制度内容とすべきか、裁判員制度での裁判はどのようなものであるかをドラマ化して、より多くの国民の皆様に、裁判員制度での裁判を伝えようと考え、