2009.5.23

電気の引き込み工事

DIYからす @ 21:51:59 / 電気工事 / 暮らし » 住宅

    <電気の引き込み用配線>

 今日、業者が来て、電気の引き込み工事をした。
 工事の内容は、敷地内電柱の設置とアースの設置、電柱から電力計までの配線と電力計から屋内の分電盤までの配線(外壁の穴あけなどの下準備は、事前に私がしておいた)。

 ただ、東電の工事がまだなので、電気が使える状態にはなっていない(現在、仮設電柱から電線を1本引いて使っているけど、これは臨時電灯という扱いで、通常の電気使用とは異なる)。
 東電は、本電柱から敷地内の電柱までの引き込みと電力計の設置、分電盤内のリミッターの設置をおこなう。東電の作業は来週。
 ついでに書いておくと、私は家の中の回路を分電盤に接続する作業を担当した。

 敷地内に建てた電柱の高さは4メートル、地下1メートル。地中部分はまわりをコンクリートで固めた。
 敷地内電柱からの配線には、14スクエアという太さの電線を3本使用した。この電線を、家の破風板に取り付けた碍子(がいし)で受け、VVRの14スクエアという電線に接続する。
 VVRは、3本の電線を1つにまとめたタイプで、直径が太くなる。
 
 VVRは電力計の設置場所まで配線され、ここで一度途切れる。電力計の設置がまだだからだ。そして同じ場所から、もう1本、屋内へと引きこまれるVVRが延びている。

 写真は引き込み口周辺を撮ったもの。電力計が設置される台の両側にVVRが写っている。左側のVVRは破風板の碍子から左奥の電柱(白いもの)までつながっていて、右側のVVRは外壁の右上から屋内に引きこまれる。

 アースは、前に仮設電柱を立てたとき、決められたアース(接地抵抗)値がなかなか出ず、業者は苦労した。そのときは短いアース棒しかなかったので、何本も打ち込んでようやく基準値をクリアすることができた。アースに苦労したのは、現場が火山灰地で大きな石まじりの砂礫層が多く、水はけがいいこと。また、仮設電柱を建てた場所が盛り土だったので、さらに水はけがよかったからだ。
 で、今回、業者は、1本の長さが1メートルという巨大なアース棒を数本持ってきた。

 複数用意したのは万が一に備えてだけど、さすが巨大なアース棒、苦労しながら1本を打ち込んで計測すると、無事、基準値をクリアした。
 これで今回の鬼門はこじ開けられた。業者がアース棒を設置している間、第2種電気工事士である私は電気回路と分電盤の接続をする。
 回路の接続は、業者が東電に申請した図面にもとづいておこなう。私が作成した図面とは一部異なっていたので(200ボルト回路の順番など)、まちがえないように慎重に作業する。

 アースの設置、分電盤内の接続が終わったら、業者が簡易検査をする。
 検査は最寄りのアース極(接地極付きコンセント)と分電盤内の各回路の間でおこなわれた。
 いずれも基準値をクリア。
 これで今日の作業は終了。肩の荷が下りてほっとする。あとは東電の工事を待つばかり。

 東電の工事は、来週の月曜から木曜の間。日時は未定。だから来週は、東電の工事が終わるまで、現場につめていなくちゃいけない。
 そのあと、検査機関の検査がある。検査に合格して、電気の使用が可能になる。

 検査日は確定している。来週の金曜日、29日だ。

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