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「韓国はインド経済の成功モデル」

韓国とインドが経済パートナー協定

 「韓国経済はインド経済成長の成功モデルとしてよく言及されている」

 インドのアナンド・シャルマ商工相(56)は7日午前、外交通商部庁舎で、韓国とインドの「包括的経済パートナー協定(CEPA)」に正式署名した後、記者会見を行い、「協定締結でインドの労働市場・産業構造・知識基盤産業は韓国の製造業などと協力し、いっそうの効果を挙げるだろう」と語った。

 両国はこの日、事実上の自由貿易協定(FTA)に当たるCEPAを締結したことで、韓国がインドに輸出する品目の85%、インドが韓国に輸出する品目の93%の関税を段階的に引き下げ・撤廃することにした。

 シャルマ商工相は「今回の協定締結で、現在年間150億ドル(約1兆4600億円)程度にとどまっている両国の貿易規模は、今後10年以内に2倍以上に成長するだろう」と楽観した。同日、韓国を代表し協定文に署名した外交通商部のキム・ジョンフン通商交渉本部長は、「ほかのどのFTAよりも相互利益効果が大きいだろう」と話した。

 今回の協定に署名するため、シャルマ商工相は交渉訪問団約20人を同行させ、6日に香港を経由し韓国入りした。8日にはシンガポールを経由し、帰国する予定だ。インド直行便が週6便しかなく、来韓日程と飛行機の便が合わなかったためだ。これは、韓国とインドの交流が今まであまり盛んでなかったことを物語っている。

 しかし、今回の来韓で、シャルマ商工相は韓国との関係を強調し、親近感をアピールした。同日、大韓商工会議所で行われた経済界関係者との懇談会で、シャルマ商工相は「韓国は1945年、インドは1947年に独立したが、両国の独立記念日は同じ8月15日。これは偶然ではない」と語った。

外交通商部のキム・ジョンフン通商交渉本部長(右)と、インドのアナンド・シャルマ商工相は7日、外交通商部庁舎で、事実上の自由貿易協定(FTA)である「韓印包括的経済パートナー協定(CEPA)」に署名、シャンパンで乾杯した。/写真=イ・ジンハン記者

金正薫(キム・ジョンフン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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