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現代自、日本市場で7月の販売台数13台

フェラーリを大きく下回る

 現代自動車の日本市場での販売台数が、先月は13台にとどまり、事実上の「開店休業」状態となった。これは1台当たりの価格が数億ウォン(1億ウォン=約796万円)にも上るイタリアのスーパーカー「フェラーリ」の、同月の日本での販売台数76台を大きく下回る。

 韓国で日本車を扱う会社のある役員は、「現代自のような世界的な大衆車メーカーが、中国・米国に次ぐ世界第3の市場である日本で、1カ月の販売台数が十数台にとどまるというのは、販売を中止したのとそう変わらない」と話した。なお、フォルクスワーゲンの同月の日本での販売台数は3083台、同じくBMWは2019台、メルセデス・ベンツは1964台だった。

 現代自は今年に入り、日本での販売網を強化してきたが、同じクラスの日本車よりも20%以上安くしたにもかかわらず、市場の攻略に失敗したというわけだ。

 現代自がこれほどまでの不振にあえいでいることについて、専門家たちは「日本車との差別化を図れるだけの個性が足りない上、日本政府が打ち出した環境基準を満たしておらず、減税などのメリットもないため、消費者が魅力を感じていない」との見方を示した。言い換えれば、消費者たちは「値段が安い」という理由だけでは現代自の車を買ってくれない、というわけだ。

 一方、韓国で先月販売された日本車のうち、最も売れたのはトヨタの新型ハイブリッド車「プリウス」で、2万7712台を売り上げ、2カ月連続1位となった。

崔元碩(チェ・ウォンソク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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