2009年8月7日 18時28分更新
依然として厳しい経済状況が続くなか、岡山市は緊急の雇用創出事業などを盛り込んだ15億円を超える補正予算案を編成し、今月の臨時市議会に提出することになりました。
7日は岡山市で景気や雇用の対策について話し合う会議が開かれ、市の幹部およそ30人が出席しました。
会議の中、高谷市長は「景気の下げ止まり感はあるものの依然として経済状況は厳しく、市民生活を守るため経済対策に全力を挙げて取り組みたい」と述べたうえで、15億円を超える補正予算案を編成する方針を明らかにしました。
このうち国の緊急雇用創出事業を活用して、一般家庭が太陽光発電システムを設置する際に受け取る補助金について相談を受ける人員を新たに配置することや、旧建部町や旧瀬戸町の図書館の電算システムの統合作業に伴う臨時職員を雇用することを盛り込むことが検討されているということです。
このほかにも市の庁舎周辺を緑化する環境対策事業や私立保育園の保育室にエアコンを設置するなどの経済対策を想定しているということです。
市では、補正予算案をまとめ、今月17日に開かれる臨時市議会に提案することにしています。