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「怖くなって逃げた」押尾容疑者が供述

 合成麻薬MDMAを使用したとして麻薬取締法違反容疑で逮捕された俳優押尾学容疑者(31)が、一緒にいて死亡した銀座のホステスの女性(30)について、「錠剤を飲んだ女性に異変が生じ、怖くなって部屋を出た」と供述していることが6日、警視庁への取材で分かった。

 検視の結果、女性が死亡したのは、2日午後3時から5時ごろ。押尾容疑者は女性の様子に異変を感じたため、所属事務所のマネジャーを呼んで部屋を出ていた。警視庁がマネジャーからの連絡を受けたのは午後9時半ごろで、女性の死後、通報まで4時間以上もかかったことになり、麻布署は保護責任者遺棄致死罪も視野に、押尾容疑者らの行動を慎重に詳しく調べている。同署は女性が死亡した部屋の借り主である通販会社の女性社長(44)からも任意で事情を聴いた。

 この日は女性の葬儀が故郷・岐阜県内で行われ、同級生ら150人が参列。喪主の父親は「娘のために供養していきたい」とあいさつしたが、事件については触れなかったという。

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