「百人一首」とは、わが国の代表的な歌人100人のの歌を一首づつ集めた歌集ですが、通常「百人一首」と言うと、藤原定家が選んだと言われる「小倉百人一首」のことをさします。
小倉百人一首は、歌がるたとして、お正月には羽根つきや凧揚げなどとともに、なくてはならない遊びのひとつでした。
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江戸時代頃から流行りはじめた遊び方です。
100枚の取り札(字札)をバラバラに並べ、そのまわりに読む人ひとり、取る人数人が座ります。読む人は取ることは出来ません。
読む人が上の句から読みはじめると、取る人は並べられた取り札の中から、下の句を探し出してとります。
すべての札を取り終わるとゲーム終了で、取った札の枚数が多い人が勝ちです。
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取る人が2チームに別れての団体戦です。
100枚の取り札を各チームに50枚ずつ配り、3段に並べます。ゲームのやり方は散らし取りと同じですが、相手チームの札を取ったら、自分のチームの札を1枚相手側にあげます。
また、間違った札を取ると(お手つき)、相手チームの札を1枚もらい、自分のチームの場に並べます。
早く札がなくなった方のチームが勝ちです。
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これも2チームに別れての団体戦で、ゲームのやり方は源平合戦と同じですが、取る人が交代します。
自分のチームの札を相手に取られたら選手交代ですが、取られなくても、10枚か20枚読まれたら交代します。
やはり早く札がなくなった方のチームが勝ちです。
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1人対1人の対戦です。
50枚の取り札を、それぞれの場に25枚ずつ3段に並べますが、読む人は100枚の札を読みます。
相手の札を取ったら、自分の札を1枚相手にあげます。また、お手つきをすると、相手の札を1枚もらいます。
早く札がなくなった方が勝ちです。
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日本かるた協会の定めたルールによる、本格的な競技です。
1対1で行われ、50枚の取り札を、横80cmのスペースのそれぞれの場に25枚ずつ3段に並べます。
相手との間は3cm、3段のそれぞれの感覚は1cmとします。
まず、15分間で相手の札を覚え、読み手が位置についたら、あいさつを交わして競技開始です。
競技方法は、さし取りと同じで、読み手は100枚の札を読み、先に25枚の札を取って自分の札をなくした方が勝ちです。
素早く札を取るために、札を横に払う払い手、上から押さえる押さえ手などの技があります。
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字札を取り合うかるた取りと違って、絵札(読み札)を使った遊びです。
100枚の絵札を裏返して重ね、場の中央に置きます。
重ねた絵札をひとりずつ順番に、上から一枚ずつめくり、男の札が出たら、中央の札の山の横に積み重ねていきます。
姫(女性の札)が出た人は、いままでめくられて積み重ねられた札をすべて貰うことができますが、坊主の札が出ると、持ち札をすべて返します。
積み重ねられた札をすべてめくり終えた時、持っている札の多い人が勝ちです。
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