吉田えりが復帰戦で好投 野球の関西独立リーグ
チームに再合流後の初戦となる紀州戦で登板した関西独立リーグ、神戸の吉田えり投手=和歌山市紀三井寺球場
体調不良を訴えて休養を表明し、去就が注目されていた野球の関西独立リーグ、神戸の吉田えり投手(17)が7日、チームに再合流後の初戦となる紀州戦(和歌山市紀三井寺球場)の八回から登板、打者4人に対し、1回を1安打無失点と好投した。
吉田は「試合で投げさせてくれることはうれしいし、感謝しないといけない」とほっとした笑顔を見せた。試合は8-1で紀州が勝った。
吉田は慕っていた中田良弘前監督が解任された衝撃が大きかったようで、7月30日にチームを離れていたが、4日の練習から合流していた。
資金難に苦しむリーグにとっても、抜群の人気を誇る吉田の復帰は大きい。吉田がマウンドに上がると、紀州の応援団から「えりちゃん、お帰り」と声援が飛んだ。
神戸の村上真一監督代行は「体調がいいということもあるし、本人も投げたがっていたので」と話した。紀州の藤田平監督(元阪神監督)も「半年前からみれば、いい球を放れるようになっている」と復帰を歓迎した。
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