酒井法子容疑者に覚醒(かくせい)剤取締法違反(所持)容疑で逮捕状が出たニュースは7日、中国の国営新華社通信や華僑向け通信社、中国新聞社などが速報した。歌手や俳優として1990年代に若者に絶大な人気を誇った中国や台湾、香港、東南アジアに衝撃が走っている。
酒井容疑者は92年5月、日本人タレントとしては初めて台湾で単独コンサートを開いた。フジテレビ系「ひとつ屋根の下」などの出演ドラマは中国でも放映され、アジアでは「日本の清純アイドルといえば真っ先に酒井法子」(上海の男子大学生)というイメージが定着している。
中華圏のネットユーザーが数多く集まる新浪網のサイトには「高相(祐一容疑者)切腹謝罪!」「酒井法子は麻薬に絶対関係していない!」「彼女がいなくなったら世界の終わりだ」といった酒井容疑者を擁護する書き込みが殺到した。
台湾や香港のニュース専門テレビ局では、夫の高相容疑者逮捕直後から、芸能ニュースで連日トップ級の扱いが続いており、酒井容疑者の安否をめぐる関心は日に日に高まっている。