マイクロソフトは7日、8月12日に公開を予定しているセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)の事前情報を公開した。合計9件の修正パッチの公開が予定されており、脆弱性の最大深刻度は4段階で最も高い“緊急”が5件、上から2番目の“重要”が4件となっている。
最大深刻度が“緊急”の修正パッチは、Office関連の1件とWindows関連の4件。最大深刻度が“重要”の修正パッチは、Windows関連の4件。深刻度“緊急”の修正パッチについては、いずれも脆弱性が悪用された場合には、リモートでコードが実行される危険があるとされている。
Office関連の1件は、Office 2003/XP/2000のほか、Office Webコンポーネント(2003/XP/2000)、Office Small Business Accounting 2006、Visual Studio .NET 2003、ISA 2006/2004、BizTalk Server 2002が対象となる。脆弱性の深刻度はいずれのソフトについても“緊急”。
Windows関連の4件のうち、2件の修正パッチについては、現在サポートされているすべてのOS(Windows Vista/XP/2000およびWindows Server 2008/2003)が対象となる。残りの2件については、Windows 2000およびWindows Server 2003のみが対象となるものが1件と、Outlook Express 6/5.5およびWindows Media Player 11/10/9が対象となるものが1件となっている。