M-1グローバルStrikeforce、Showtimeが共同記者会見を開きましたが、その直前にM-1 USAのジェリー・ミレンがこんなコメントをしています。
M-1 Global's Jerry Millen: Fedor Emelianenko is not dodging Brock Lesnar(MMAjunkie.com)
(変訳)M-1グローバルのジェリー・ミレン:エメリヤーエンコ・ヒョードルはブロック・レスナーを避けていません
・ヒョードルがレスナーを避けているという意見を読んだが、今まで聞いた中でも最もバカバカしい話だ。ヒョードルは誰とでも闘う。ただ条件はフェアでないといけない。
・誰がそんなバカなことを考えてるんだ? レスナーに何があるっていうんだい? 彼はMMAを5試合しかしてない。まだMMAファイターというよりもプロレスラーだろう。
・彼はUFCによってトップファイターに祭り上げられただけだ。タイトル挑戦に値する実績もないのに挑戦する権利を与えてしまった。彼の実力は認めるがヒョードルのレベルには達していない。
・UFCのオファーを断ったのは金の問題じゃない。ワジム代表はM-1ブランドの成長を望んでいる。Strikeforceとは共同開催をしていく。つまり黒字も赤字も共有するということだ。
・ヒョードルがワジム代表から何も聞かされていないとか、ワジム代表のコマに過ぎないという意見も間違いだ。ヒョードルはM-1のオーナーの一人だし、ワジムとは信頼関係で結ばれている。ヒョードルはUFCとの交渉に参加しているし、オファー内容も把握している。
・Strikeforceとの提携はM-1グローバルにとって大きなチャンスになると思う。CBSがキンボ・スライスにしたことを本物のMMAファイターであるヒョードルに適用したらどうなるか、想像しただけでも興奮している。
・ファンがヒョードルとレスナーの試合を見たいのなら、ダナ・ホワイトにプレッシャーを掛け続けて欲しい。
・やるなら共同開催だ。ボクシングでは日常茶飯事のことだ。我々には世界最強のファイターがいると思ってるし、向こうもそう思っているのなら、両者をケージに入れて真の最強が誰か決めればいい。
口ゲンカなら負けてませんね。
【STRIKEFORCE】温厚なヒョードルも、ダナには辛口(MMA PLANET)
そして、記者会見。
「ストライクフォースと素晴らしい契約を結べてハッピーだ。また、ファンの前で戦う姿を見せられることを嬉しく思う」と挨拶をしたヒョードルは、まず誰と戦うことを希望するのかを尋ねられ、「まだ、誰と戦うかは知らされていない。ただ、秋に戦うことだけは確か。誰と戦うは、主催者次第だ」と答えた。スコット・コーカーは「M-1、SHOWTIMEと話し合う」という意向を明らかにした。
UFCとの契約に至らなかった理由として、フィンケルシュタインは「UFCはファイターが彼らのためになることだけを望み、何も我々には与えることはない。彼らのオファーは、M-1とヒョードルにとって、プロフェッショナルなものではなかった」と語っている。
デビュー戦の日程や対戦相手を発表するという噂もあったものの今回はなし。
そのUFCのダナ・ホワイトが、ヒョードルはファンが望むベストファイターとの対戦を望んでいないと発言したことについては、ヒョードルが「私はこれまでも素晴らしい対戦相手と戦ってきた。ダナ・ホワイトの言っていることは正しくない」と反発すると、UFCへの嫌悪感を隠そうとしないフィンケルシュタインは「4勝1敗のファイターが、ベストファイターなのか? UFCにとって素晴らしい広告マンを生産しているに過ぎない」とダナが聞けば、頭から湯気が出しそうなセリフを平然と言ってのけた。
「UFCはファイターにとって、良い雰囲気じゃない。ファイターを普通の人間と扱ってくれない。契約の条件もインターネットに出ていた数字とは随分違うものだった」とヒョードルが言えば、フィンケルシュタインは「ヒョードルの名前は、米国以外ではUFCよりずっと浸透している」と、UFC批判を留まることを知らない。
そして、「小さなプロモーションでも、ビッグプロモーションより良い条件を示してくれれば戦うことになる」と正直な意見も述べたヒョードルは、「誰と戦うことになるか、自分で決めて、ワジムが発表することになる」と、ワジム代表と一枚岩であることをアピールした。
これに対してダナが何と言うか見もの。
最後にコーカーが「M-1との協力をハッピーに思うし、ヒョードルが初めてケージで戦う日が楽しみでしょうがない」と述べると、フィンケルシュタインはどこか上から目線で、「ヒョードルは日本のファンを夢中にした。今度はストライクフォースで戦い、米国のファン、ロシア、そしてアジアのファンを熱狂させたい。M-1グローバルはストライクフォースだけでなく、世界中の協力者と世界選手権試合を行っていきたい」と語る。
そして、「ファンがブロック・レスナーとの対戦を楽しみにしていたなら、すぐには実現できないことは本当に申し訳ない。ストライクフォースで良い試合を強い選手と戦っていく。UFCは絶対に私のことが必要という風には思えなかった」というヒョードルの言葉で、テレカンファレンスは終了となった。
Strikeforceとの共同会見なのに上から目線とは(笑)。
会見ではこの他にも以下のことが話されています。
Strikeforce should make interim belt for Fedor if Overeem can't fight and more from call(Cagewriter)
8月15日の大会を欠場したアリスター・オーフレイムですが、10月の大会も欠場した場合はヒョードルの次戦がヘビー級暫定王者決定戦になることを示唆しています。
M-1 Global confirms UFC sent cease and desist letter on Mousasi(FightersOnly)
UFCがM-1グローバルに対しゲガール・ムサシ vs. レナート・ババルを中止するよう通達してきたとのこと。UFCはムサシと契約しても問題ないと判断してオファーするつもりでした。ダナ・ホワイトはUFC 101の記者会見で「ムサシのマネージャーに騙された」と主張していますが、ムサシのマネージャーのAppy Echteldはこれを否定しています。情報筋によるとUFCはムサシにかなり高額なオファーをしたそうですが、ムサシは「Strikeforceとの契約があるのでそれを守る」と言ってます。おそらくUFCはアフリクションの契約がUFCに移譲されることになっていると思ったのでは。
Fedor-Strikeforce Press Conference Recap(MMAFighting)
ヒョードルは「もし噂されている通り、UFCが6試合3000万ドルのオファーをしていたら契約にサインしていたでしょう」とコメントしています。
Fedor practicing English for his US fans(FightersOnly)
ヒョードルはアメリカのファンのために英語の勉強を開始したそうです。
Dana White Fires First Shots at 'Strike-Farce' After Fedor Emelianenko Signing(MMA FanHouse)
これまでStrikeforceやスコット・コーカーに対し好意的な発言をしていたダナ・ホワイトですが、ヒョードルと契約したことで遂に炎上。
・彼らには金もなければファイターもいない。彼らは田舎でドサ回りをしているだけだ。
・カン・リーは1997年くらいから防衛戦をしていない。ジョシュ・トムソンは約2年間も防衛戦をしていない。その他にチャンピオンはいるか? アリスター・オーフレイム? 彼だって2年間防衛戦をしてないじゃないか。
・あそこは(Strikeforceじゃなくて)Strike-Farce(茶番劇)だ。一部地域でやっている誰もいないショーだ。
・彼らはこの業界から撤退することになるだろう。金もなければシェアもないし。何人が彼らの大会を見てるか知ってるか? 最近Showtimeで放送された大会なんて24万5000人しか見てないんだぞ。取るに足らない数字だ。
・ヒョードルが我々と契約しなかった以上、彼には地獄行きしか道はない。我々は凄い契約をオファーした。Strikeforceはもちろんアフリクションだってこんな金は出さなかっただろう。彼らはUFCと契約したくなかったことは明白だ。
ダナのジャイアン節が炸裂。「カン・リーは1997年くらいから防衛戦をしていない」というのはもちろんウソです(笑)。
Update: Coker Responds to ‘Strikefarce’ Comment; Fedor, M-1 Swing Back at UFC(Sherdog)
これに対し、スコット・コーカーは大人の対応。
「いかにも彼が言いそうなことだ。彼はプロモーターだからね。今後もいろいろ言ってくるかもしれないが、我々は時間を掛けて準備してきた。我々は企業運営のノウハウを分かっているし、ShowtimeやM-1と素晴らしい関係を形成した。ヒョードルと一緒に素晴らしい大会が開催できると確信している」
ダナと口ゲンカするつもりはないようです。
【その他のニュース】
EYEING COLEMAN, TITO WANTS TO TRAIN WITH GSP(MMAWeekly)
ティト・オーティズがコメント。フレディ・ローチの元で9週間ボクシングトレーニングをするとのこと。その後はジョルジュ・サンピエールと練習したいと言っています。復帰戦は11月ごろで、対戦相手はマーク・コールマンになるだろうとのこと。
Report: Filho to get middleweight title shot at DREAM 11(FightersOnly)
パウロ・フィリォがDREAM.11でミドル級タイトルマッチをするという噂があります。順番はジャカレイ vs. メイヘムの再戦が先だと思うんですけど。
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m-1も身の程を知りなさいよ
どっかの在日外国人か知らんが・・・
公平であるべきメディアが、こんな挑戦的な文にしてどうするよ
なら、君らは所詮UFCにゴマすってる腰巾着だろ、ってなる
ジャカレの離脱は我慢の限界
メイヘム×フィリオ、はぁ?何すり替えてんんのって感じ
去年のファイナリストが二人共居ないし
DREAMは応援する気が失せた
既存団体に寄生虫みたいに食いつかないでさぁ
海外、特にアメリカ人にとっては未知の部分も多いのでは?
それがPRIDE32やアフリクションのPPV売上低迷につながっているのでは?
それから、PPVの売上低迷の一つははヒョードルに集客力が無いというよりも、宣伝能力の差だと思う。
>酷すぎさん
UFCにゴマすってるのか分らないけど
別にメディアは公平でなくてもいいんですよ(アメリカは大手の新聞でも支持政党表明するし)
MMAの世界でも逆にUFCに批判的なメディアもあるし
日本でもカミプロなんかは、好き嫌いがはっきりしてるし(それが面白い)
SFの事が真面目に心配です。
ヒョードルには、レスナーやキンボの十分の一も販売力はないですし、急に事業拡大して本当に大丈夫なのかなあ。
ダナは言ってる事はあってるし、言えるだけの事をしてきましたからね。
まあそれにしても期待を裏切らずですね。
別に今までも何度かヒョードルと接触できる機会はあったわけで、今になってここまで騒いでるのは、やはりレスナーが今しか使えないコマだということが分かってるからだろうな
逆にM-1からすればこのタイミングがUFCにとってだけ重要だということが分かってるんだから、そりゃいくらでもふっかけるだろうよ
今回は契約なんて結ぶ気はさらさらなく、次の契約機会に向けて下準備しただけでしょ
UFCヒョードルにオファー>3試合契約1試合二億+PPV利益
サンボ出場許可UFC1試合目からタイトルマッチ勝てばファイトマネーアップ
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ワジム>これじゃダメだねUFCと共同開催して売り上げの半分うちにもよこせ 、赤字の場合うちも負担してやるから(笑)まず現在のUFCに赤字‥あるわけね〜
ワジム最高
ヒョードルをあれだけ無料で宣伝してるんだから
ダナがムシしてたらアメリカでの知名度は今の
何十分の一しかなかったんじゃないかな
「兄貴で金儲けしようとしてる奴らがいる。UFCは融通の利く団体」って言った記事を思い出しました。
本当にワジムは自分さえ良ければMMAファンなんてどうでもいいんですね。ダナの方がよっぽどMMA全体の事を考えてる気がします。
ファッキンクレイジーロシアンです。
可能性があるのは、リョートくらいか。