“清純派”の覚せい剤汚染…酒井法子事件「５つの疑問」

２００１年１月、夫の高相祐一容疑者（右）とともにハワイ入りする酒井法子容疑者 Photo By 共同

　【どうして？！酒井法子】いったい、どうしたことか？！デビュー以来、清純派で活動してきた酒井法子容疑者が“覚せい剤汚染”という衝撃。愛らしいルックスは、中国などアジアにも人気を呼んだ。手話を修得して、視聴覚障害の人たちにも歌いかけた。覚せい剤防止のイベントなどにも協力していたことがある。その姿勢からは、到底理解できない今回の事件だ。自称プロサーファーの夫・高相祐一容疑者とは結婚１１年目。おしどり夫婦であることをテレビ番組でも強調していた。その夫に、そそのかされたか？

　【奇妙だった「行方不明」】事件発覚の時点から、酒井容疑者の行動は不審だった。夫の逮捕現場まで行き、任意の同行を求められたが、子供を理由に拒み、行方をくらましてしまった。夫の一大事なら、直ちに捜査への協力と弁護士対策など、取るべき行動がさまざまあった。現場で酒井容疑者が言った「この辱（はずかし）めをどうしてくれるの？」との言葉も疑問だ。

　それらをすべて放棄した形になったため“最悪の事態”も想定されていた。関係者への迷惑を考えた行動だったのか？「失跡」ではなく、実態は「逃亡」ではなかったのか？

　【所属事務所の“？”】酒井容疑者が所属する「サンミュージック」は老舗の芸能プロダクション。母子が事件発覚とともに行方不明となったため「深刻な事態」として捜索を訴える記者会見までした。その様子は悲そう感漂っていた。長男は都内で発見されたが、酒井容疑者と親交の深い人物の家に預けられていた。酒井容疑者ほどの大物芸能人は事務所が、公私にわたってケアするのが通常だが、機能していなかったのか？

　【今どこに？】長男は幸いにも発見・保護されたが、酒井容疑者は今どこに？携帯電話の痕跡から山梨県、静岡県説が有力だが、匿名権がないことを考慮すると、単独行動も目立ってしまう。すでに都内に戻り、身を隠している可能性も否めない。手引きしている人物の存在も完全には否定できないだろう。しかし、行方不明の時間は長くなればなるほど不利に作用する。子供の声が聞きたいと知人宅に公衆電話から電話もした。何か“決意”があるのか？

　【まだ逮捕者出る？】今や、芸能界は大麻、覚せい剤、禁止薬物など、汚染がひきもきらない。そればかりでなく、相撲、テニス、大学キャンパスにまで波及している。それぞれに厳しく摘発されているが、それが一罰百戒、防犯の効果が出ていない。著名人は時に“特別意識”を抱き「自分だけは何をしても許される、バレることはない」と錯覚することがある。大物芸能人は人脈も広く、その交流から事件はまだ裾野が広がるのか？（Ｙ）

[ 2009年08月07日 14:05 ]