2009年8月7日11時16分
酒井法子容疑者
俳優の酒井法子容疑者(38)が覚せい剤を所持していた疑いが強まったとして、警視庁は7日、覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕状を取った。同庁が東京都港区内の酒井容疑者の自宅を家宅捜索し、微量の覚せい剤が押収されたという。
酒井容疑者は、夫の自称プロサーファー高相祐一容疑者(41)が3日に覚せい剤取締法違反(所持)容疑で渋谷署に逮捕されたあと、長男(10)とともに行方が分からなくなった。長男は6日、東京都内の酒井容疑者の知人宅に預けられていたことが確認された。酒井容疑者から託された知人が3日から預かっていたという。
所属事務所によると、高相容疑者の逮捕直後から、酒井容疑者の携帯電話がつながらなくなった。同庁幹部によると、4日夕に1回、山梨県内で酒井容疑者の携帯電話の微弱電波が検知されたが、その後は再び電波がつながらない状態となり、発着信やメールの送受信は確認されていなかったという。
酒井容疑者は福岡県出身。85年に芸能界入りし、テレビドラマ「星の金貨」やその主題歌「碧いうさぎ」などがヒットした。「うれぴー」など独特な言葉遣いで知られ、「のりピー」の愛称で親しまれた。98年に高相容疑者と結婚し、翌年に男児を出産した。08年には最高裁の裁判員制度広報用映画の「審理」に主演し、裁判員を務める主婦役を演じた。