麻生太郎首相と舛添要一厚生労働相は6日、広島市中区の原爆養護ホーム「舟入むつみ園」を訪問し、被爆者を励ました。
首相は大ホールに集まった入園者たち72人を前に「惨禍が二度と繰り返されないよう、われわれは思いを一つにしている。みなさんが礎を築いた安心して暮らせる豊かな社会を受け継いでいくため、さらに努力したい」と語った。入園者代表の木村英子さん(84)たちに見舞金や花束を手渡し、笑顔で「お元気ですか」と声を掛けた。
首相が同園を訪問したのは1999年の当時の小渕恵三首相以来、10年ぶり。橋本ミヨ子さん(77)は「今日は楽しい思い出。核兵器だけはなくしてほしい」と話していた。
【写真説明】入園者代表の木村さん(右)に花束を渡す麻生首相
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