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韓国の金保有14トン、外貨準備高のわずか0.2%

8月6日11時4分配信 聯合ニュース

【ソウル6日聯合ニュース】企画財政部が6日に明らかにしたところによると、ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が先ごろ各国政府に通知した6月末現在の金保有量現況で、韓国の金保有量は14.3トンと、調査対象103カ国・地域のうち56位と評価された。世界10位の経済規模、6位の外貨準備高に対し、金保有量は絶対的に不足しているといえる。
 金保有量1位は米国(8133.5トン)で、韓国の570倍ほどに当たる。トップテンはドイツ、国際通貨基金、イタリア、フランス、中国、スイス、日本、オランダ、ロシア。韓国と競争関係にある台湾は12位だった。韓国の保有量はキプロス(13.9トン、57位)、オランダ領アンティル(13.1トン、58位)、チェコ(13トン、59位)と同水準となっている。
 WGCの報告書によると、韓国は1998年の通貨危機で全国的に金を集める運動が広がり、250トンほどを確保したが、危機脱出のため銀行が消耗。残量4トンが韓国銀行に金保有量として追加され、全体で14トンとなった。
 特に問題となるのは、6月末現在の韓国の外貨準備高に占める金の割合が0.2%にすぎないという点だ。調査対象国・地域平均(10.1%)に、50倍以上不足していることになる。米国の場合は金が78.3%を占め、韓国より数値が低いのは、香港、チリ(0.0%)、フィジー(0.1%)程度だ。
 政府関係者は、最近の金価格高騰を受け、この割合を拡大すべきだとの意見が内部でも出ていると話す。各国の動向を注視し、新たに買い入れるかどうかなどを検討していると説明した。

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最終更新:8月6日11時4分

聯合ニュース

 

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