2009年8月6日 18時58分更新
昨年度、岡山県内の公立の小中学校で起きたいじめの件数は、およそ1100件と、2年連続で前の年より減ったことがわかりました。
岡山県教育委員会は、県内の公立の小中学校と特別支援学校で起きたいじめについて毎年、春に調査を行っていて、その調査結果がまとまりました。
それによりますと、昨年度1年間に起きたいじめの件数はあわせて1101件で、前の年にくらべて316件減り、2年連続で減少しました。
いじめの内訳を見ますと、ひやかしやからかい、それに悪口と言ったいじめが665件で、率にして60.4パーセントと最も多く、仲間はずれや無視が214件で19.4パーセント、軽く叩かれたりけられたりするが200件で、18.2パーセントと続いています。
いじめの件数が減った一方で、学校の中で起きた生徒同士や教師に対する暴力の件数は、あわせて1022件と前の年に比べて262件多くなり、増加が目立っています。
これについて岡山県教育委員会では「いじめ防止の取り組みが一定の成果をあげたと考えている。その一方で、校内での暴力行為が増えており、毅然とした対応を取るとともに子ども達が落ち着いて学校生活を送れる環境作りに取り組んでいきたい」と話しています。