岡山放送局

2009年8月6日 18時58分更新

原爆症訴訟 原告は判決が不安


原爆症認定の集団訴訟について、麻生総理大臣は1審で勝訴した原告に限らず敗訴した原告も含めて、原告全員を救済するとした確認書を原告側との間で調印しました。

岡山で訴訟を起こしている原告の女性は、政府の姿勢を評価しながらも「裁判で敗訴した場合には原爆症と認められないので不安も感じています」と話しました。

麻生総理大臣は日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会の坪井直代表委員らとの間で原爆症認定の集団訴訟の解決に向けた確認書に調印しました。

それによりますと、1審で勝訴したにもかかわらず原爆症と認定されていない原告については、控訴審の判決が出るのを待たずに原爆症と認定するほか、敗訴した原告には議員立法で、新たに基金を創設して対応するとしています。

岡山県内では倉敷市に住む川中優子さんが原告団の1人として訴訟に参加していますが、6日の調印について「国側が被爆者を救済しようとする姿勢はありがたいと思います。」と述べて一定の評価をしています。

ただ、確認書では川中さんのように判決がまだ出ていない原告については、判決を待ってから対応が決まることになっています。

これについて川中さんは「かりに敗訴した場合、原爆症と認定されないため自分のがんの原因が原爆とは関係ないということになりかねない。今後の裁判に不安を感じる」と話していました。