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「たまには野党もいい」 小泉流激励、衆院選へ始動
衆院選候補予定者の集会で講演する小泉元首相=6日夜、神奈川県藤沢市 |
自民党の小泉純一郎元首相は6日夜、神奈川県藤沢市で開かれた衆院選候補予定者の集会で講演し「たまには(自民党が)野党の立場になることも、そんなに悪いことではない」と小泉流で激励した。小泉氏自身は引退するものの、2005年の郵政選挙で初当選した「小泉チルドレン」を中心に応援に入る予定で、この日が応援の本格的なスタートとなる。
小泉氏は衆院選情勢に関して「これまでにも逆風選挙があったが、これほど自民党にとって厳しい選挙は結党以来ない」と指摘。「過去50年間、ほぼ自民党が政権を担当したが、民主主義社会では異例中の異例なことだ。公正な選挙が行われる限り、政権交代があって当然だ」と述べた。
前回衆院選では首相として郵政民営化を争点に、反対派に「刺客」候補を送り込むなど旋風を起こし、自民党に歴史的大勝をもたらした。しかし、4年後の今回は、小泉構造改革の評価と見直しも争点の一つとなる。
小泉氏は郵政民営化をはじめ構造改革を批判する民主党について「私が首相だった当時、『改革が遅い、生ぬるい、中途半端だ』と言っていたが、今は『行き過ぎだ、拙速だ』と言っている」と批判。「行財政改革がこれからの日本にとって最重要課題の一つだ。郵政民営化に反対している勢力に改革ができるわけがない」と持論を展開した。
(2009/08/06 21:24 更新)
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