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2009年8月7日(金)
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性犯罪などテーマに特別講義
京教大で全学生対象
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性犯罪や犯罪被害者の人権をテーマにした特別講義で、大脇弁護士の話を聞く学生(京都市伏見区・京都教育大)

 京都教育大は6日、性犯罪や犯罪被害者の人権をテーマにした全学生対象の特別講義を京都市伏見区の同大学で開いた。約200人の学生に、京都弁護士会の弁護士が性犯罪の重さや被害者の傷の深さへの理解を訴えた。

 武蔵野實副学長が「大学の教育が不十分なため事件が起こり、おわびする」と謝罪した後、性犯罪事件を多く担当する大脇美保弁護士が「ハラスメントの防止と発生時の対応」と題して話した。

 大脇弁護士は「暴行される女性にも原因があるとしたり、女性が本気で抵抗すれば暴行されないというのは思い込みでしかない」と指摘した。その上で「性犯罪はほかの犯罪に比べて被害者の精神的苦痛が大きい。インターネット上での被害者を中傷するような書き込みは刑事、民事の両面で責任が問われる」と述べた。学生はメモを取りながら、真剣な表情で聞き入った。

 同様の特別講義はこれまでに2回あり、計3回で体育学科を除く全学生の約7割が受講した。大学によると、学生から「女性暴行が被害者の魂を殺してしまう犯罪であることが分かった」などの意見が出たという。逮捕された6人が所属する体育学科の学生は既に別の集中講義を受けている。
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