警察庁は6日、今年上半期に出会い系サイトがきっかけとなった事件の摘発は前年同期比17・1%減の644件だったと発表した。うち児童買春・ポルノ禁止法違反は23・8%減の243件。
昨年12月、業者に営業届け出や利用者が18歳未満でないことの確認を義務付けた改正出会い系サイト規制法が施行され、届け出義務違反の2件を摘発、確認義務を怠るなどした61のサイトに警告した。警察庁は「事件の抑止効果が出ているのではないか」としている。
罪種別では児童買春・ポルノ禁止法違反が最多で、出会い系サイト規制法違反の186件(17・0%増)、青少年保護育成条例違反の94件(39・7%減)と続いた。
被害者数は、前年同期比24・0%減の319人、うち18歳未満は265人(25・6%減)で全体の83・1%を占めた。出会い系サイト以外のサイトがきっかけとなった事件の18歳未満の被害者数は545人(40・5%増)だった。