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地域経済

更新:8月6日

中部

JR東海会長「用地買収がネック」 リニア新幹線、直線ルートが合理的

 東海旅客鉄道(JR東海)の葛西敬之会長は5日、東京都内で講演し2025年の開業を目指す首都圏―中部圏間の中央リニア新幹線について「最大のネックは用地買収」と語り、ほぼ直線で結び用地買収が最も少なくてすむ南アルプスルートでの建設が合理的との認識を示した。

 葛西会長は「新しい高速鉄道の世紀」をテーマに講演。焦点となっているリニア新幹線の建設ルートについて、南アルプスルートは所要時間が短く、工事費や維持運営費も抑制できるとして「最も合理性が高く経済性も高い」と語った。

 長野県が推す伊那谷ルートは南アルプスルートに比べ全長が60キロ長く、その大部分は用地買収が必要になると指摘。用地買収が一部でも難航すれば、プロジェクト全体に影響を及ぼすとの懸念を示した。

 東海道新幹線については最新鋭車両の「N700系」の導入を進め、今後数年で全編成をN700系と700系にそろえる考えを示した。また最高速度を現在の270キロから、山陽新幹線と同じ300キロまで引き上げる目標も明らかにした。

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