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オファーあった!猪木、衆院選出馬ダ〜ッ?

 帰国早々、大勢の報道陣に囲まれたアントニオ猪木=成田空港
 帰国早々、大勢の報道陣に囲まれたアントニオ猪木=成田空港

 “燃える闘魂”が政界再挑戦か!?アントニオ猪木(66)が4日、在住する米国から帰国し、衆院選(18日公示、30日投開票)に向け、複数の政党から立候補の打診を受けていることを明かした。この日、成田空港での会見に一般メディアも取材に駆けつける中、猪木は14年ぶりとなる国政への出馬について明言こそ避けたものの、自ら会長を務めるプロレス団体「IGF」の9日・有明コロシアム大会のリング上での「重大発表」を予告。何らかの結論を出すことを示唆した。

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 一部で立候補が報じられたこともあり、この日の“成田会見”には通常のプロレス記者だけでなく、報道腕章を付けた地上波キー局の報道部スタッフや一般週刊誌などが取材に駆けつけ、緊迫した雰囲気に包まれた。

 渦中の猪木は「あまり具体的な話はできない」と前置きし、政党名こそ伏せたものの、複数政党からの出馬オファーを示唆した。「出馬というより、オレが個人的に応援に行ってあげたい若い候補はたくさんいる。それは自民党であろうと、民主党であろうとね」と選挙応援側に回る考えも示したが、その一方で「世の中が乱れた時がオレの出番」と注目発言。現時点で出馬は流動的ながら、含みを持たせた。

 猪木は89年の参院選で「国会に卍固め」「消費税に延髄斬り」のキャッチコピーで当選し、史上初のプロレスラー議員となった。90年、湾岸戦争下にあったイラクでの人質解放で政治家としての株を上げ、91年には東京都知事選への立候補が浮上したこともあった。95年の参院選で落選したが、今回の出馬が実現すれば14年ぶりの国政チャレンジとなる。

 もっとも、猪木は「9日の興行で精いっぱい。今さらオレが国政に出ても何もできないってのもある。総理に気合を入れるくらい。(選挙は)そんなに簡単なものじゃない」と煙幕を張った。その有明大会メーンでタッグ対決するバーネット、サップとは米国で会談。今はまず、本業の方で精力的に動いている。

 果たして、立候補はあるのか-。猪木は「(9日の)リング上で面白い話をする。北朝鮮問題もあるしね…」と、意味深な予告を残した。

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