うらじゃオフィシャルサイト

うらじゃとは?

“うらじゃ“は、岡山に伝わる「温羅伝承」をベースに、1994年に始まった岡山の地域・文化・歴史に根差した、ボランティアが全てを運営する市民参加型の祭りです。祭りのキーワードは「共生と融和」です。
現在では、参加しやすい踊り(“うらじゃ”おどり)とメイク(温羅化粧)に特化されています。
祭りのメインテーマの“温羅(うら)”は、日本の昔話「桃太郎」に登場する“鬼”であり、悪のイメージがありました。
しかし岡山の歴史をひもとくと、吉備の国の発展に寄与した人物として今でも吉備津神社などでは、桃太郎と同様に祀られています。
“うらじゃ”をきっかけに、郷土の歴史や文化に興味を持ち、知らなかった歴史や文化を調べ、知ることにより、「郷土を誇りに思う心」や「まちを大切にする心」、「人と人の繋がりを大切にする心」を育む活動へ繋げ、「まちのために行動を起こせる人」の育成を目指したいと思います。
こうした岡山の地域・文化・歴史を背景に、“うらじゃ”は「まちづくり、人づくり、幸せづくり」ができる祭りとして、夢を持ち生き生きと参加できる祭りの実現を目指しています。

「温羅」について

遠い昔、大陸から吉備の国にやってきた渡来人がいた。「百済の王子」と名乗るその渡来人は、戦に破れ、大陸から船に乗ってこの地に逃れてきた。古くから朝鮮半島と深い交流関係にあった吉備の国の人々は事情をくみ、その王子が率いる一団を快く受け入れることにした。
王子はその礼として、造船や製鉄、製塩などの百済の優れた技術を伝授した。高い技術と集団を率いる英知を持ったその王子は、吉備の国の人々に慕われ、まもなく吉備の国の王となり「温羅」と呼ばれることになる。
その後、大和朝廷の五十狭芹彦命(いさせりひこのみこと)に破られるが、千何百年たった今もこの地を護っているとされている。これが「温羅」の物語です。

うらじゃ振興会とは

「うらじゃ振興会」は、岡山の市民創造参加型の祭り“うらじゃ”の普及と振興を第一の目的として2000年4月に設立されたボランティア団体です。
夏の本祭を企画・運営する「うらじゃ実行委員会」は毎年本祭を中心に約半年間程度しか活動できないため、秋から翌年にかけての演舞要請や各方面からの問い合わせ等に対応できないのが実態で、“うらじゃ”の広がりに限界がありました。
この問題に対応するために、参加踊り連や運営ボランティアの有志が集まって組織されたのが「うらじゃ振興会」です。
ただ単に「まつりの成功」を追いかけるだけでなく、成功のベースとなる普及振興活動を、年間を通して行いながら、行政や関係団体と参加者・参加者同士のパイプ役を担いたいと考えます。
地道な活動になりますが、“うらじゃ”が大好きな市民の集まりです。自分の役割を見つける事ができると楽しい場所になるかも知れません。是非、参加頂き一緒に“うらじゃ”を創っていきませんか!

うらじゃ組織図

うらじゃ組織図