山形・蔵王キャンプへ出発した名城(後列中央右)、仲田トレーナー(後列中央左)と六島ジムメンバー=大阪空港
「WBA世界Sフライ級タイトルマッチ」(9月30日、大阪府立体育会館第2競技場)
王者・名城信男(六島)が4日、大阪空港から山形県へ飛び立ち、蔵王高原キャンプをスタートさせた。V2戦の相手、ウーゴ・カサレス(メキシコ)は元WBO世界Lフライ級王者。「軽量級上がりでスピードがあるんで、自分も敏しょう性を上げたい」とキャンプへの意気込みを語った。
頼もしい相棒がいる。キャンプに帯同する仲田健トレーナーは、プロゴルファーの石川遼も指導しており、先週の今季ツアー2勝目を見届けたばかり。「この勢いを名城くんにも注入したいですね」と、“遼パワー”でV2をサポートする考えだ。
名城は先月22日、初めて世界王座を獲得した記念日に智子さんと籍を入れた。“新婚”早々に離れ離れとなるが「山形には何の誘惑もなさそうだし、ボクシング漬けの日々を送ります」ときっぱり。到着後、早速約2時間のトレーニングを行った。14日まで、宣言通りの“禁欲生活”となりそうだ。