合成麻薬MDMAを使用したとして麻薬取締法違反容疑で逮捕された俳優押尾学容疑者(31)が「死亡した女性と一緒に錠剤を飲んだ後、女性が意識を失い、心臓マッサージをした」と供述していることが5日、警視庁への取材で分かった。
麻布署によると、押尾容疑者は「自分が1錠、女性が2錠飲んだところ、女性の様子が急変した」と話し、心臓マッサージでも女性が回復せず、所属事務所のマネジャーを呼んで、自分は立ち去ったという。押尾容疑者は「錠剤は女性に勧められた」とも話しており、供述内容を慎重に捜査している。
東京地裁は5日、押尾容疑者の拘置を決定した。期間は14日までの10日間。
麻布署によると、東京都港区の六本木ヒルズのマンションの部屋で2日、飲食店従業員の女性(30)が死亡しているのが見つかり、一緒にいた押尾容疑者は、3日の尿検査で合成麻薬の陽性反応が出たため逮捕された。