09年春の外国人叙勲で旭日中綬章を受章した米映画俳優で監督のクリント・イーストウッドさん(78)が29日、映画会社を通じて「名誉ある旭日章を授かったことを心からうれしく思います」とコメントを発表。イーストウッドさんの監督作品「硫黄島からの手紙」に出演した渡辺謙さん、二宮和也さんらもお祝いのコメントを寄せた。
渡辺さんは「クリントの数十年に渡る作品に対する誠実な現場作りには頭が下がります。しかも、未だに衰えぬ製作意欲。日本でも、国が認めてくれたこと、嬉しく思います」、二宮さんは「元気にしてるかな?っと思っていた時のこの朗報。おめでとうございます。凄い事ばかりで、本当に驚いています。いつまでも元気だなぁ。嬉しいっす」とイーストウッドさんの受章を喜んだ。
また、イーストウッドさんの息子で音楽家のカイル・イーストウッドさんが来日し同日、東京都内であったイーストウッドさんの最新監督・主演作品「グラン・トリノ」のプロモーションイベントに登場。受章について「本当に名誉ある章をいただいて、自分もうれしく思います。(受章は)2年前に製作した『硫黄島からの手紙』が関係しているのだと思います」と喜んだ。一方、自身が音楽を担当した「グラン・トリノ」について、「これまでのクリント・イーストウッド作品とは違うメッセージ性を持っていて、ストーリーもかなり面白いと思う」と魅力を語った。【内田剛樹】
2009年4月29日