コーヒーなどに含まれているカフェインが、お腹の赤ちゃんに良くない・・ということを聞いたことがあるのではないでしょうか? [ スポンサードリンク ]
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・カップ1杯(140ml)に含まれるカフェイン量コーヒーカップや湯のみの1杯の量で計算しています。 |
「四訂日本食品標準成分表」より |
上記で説明したカフェインは妊娠の継続に悪影響だというのは、コーヒーや紅茶などのカフェインを含むものを全く摂取しない人と、大量に摂取している人との比較によって出されたものです。
2003年はじめにデンマークの大学での研究結果がイギリスの医療雑誌に発表されたのを期に新聞などで報道されて認知されるようになりました。
カフェインを摂取すると、胎盤を通じてママと同じカフェイン濃度でお腹の赤ちゃんに与えられます。
身体も小さい赤ちゃんには大変な量のカフェインであり、またまだ内蔵が充分にできていない赤ちゃんにはカフェインを体内で分解して排出できません。
カフェインは大量摂取すると、不眠や興奮、おちつきがないなどの副作用があります。
また、胎盤の血流を減少させるとも言われています。
実際に、生まれた子供が落ち着きがない、低体重だったなどという症例やカフェインとの因果関係は未だはっきりはしていませんが、念のためということを考えると避けてきたいものですね。
妊娠する以前は、コーヒーや紅茶が大好きで、冗談でカフェイン中毒だと言っていたような方なら、妊娠が判明して急にコーヒーや紅茶などのカフェインが含まれるものを辞めたら、頭痛がしたり身体がだるい気がしたり、イライラしたりという禁断症状症状がでることもあります。
そんな時は、徐々に飲む量や回数を減らすようにしてください。小さなカップで数回にする、薄めのコーヒー・紅茶にするなどして、少しずつ減らしていきましょう。
それでもやっぱりコーヒー大好き、やめられない!という方には、カフェインを少なくしたコーヒーや、たんぽぽの根から作られるノンカフェインのたんぽぽコーヒーやたんぽぽ茶と呼ばれるものに変えてみてはいかがでしょうか?
たんぽぽコーヒーは、妊娠中のむくみや、出産後の母乳の出を良くするのにも効果的です。
紅茶党の方は、ハーブティーに変えてみてはどうでしょうか?
ハーブの中にも妊婦は控えたほうが良いハーブがあるので、選ぶ際には注意書きなどを確認しましょう。カモミールやローズヒップがおすすめです。 →
『妊娠中のリラックス』・ハーブティー
「めでたく出産!さぁ、コーヒー・紅茶も出産前のように飲み放題だ!」・・ちょっと待って!
カフェインは母乳の中にも出てきてしまいます。
カフェインはイライラさせたり興奮させる作用があるので、赤ちゃんがぐずったり疳の虫(夜泣きやヒステリーのような大泣き)をしてしまうことも。
また乳幼児突然死症候群の発症率も、全くカフェインを摂っていないままと比べると多いことがわかっています。
どうしても飲みたい場合は、授乳期間中のコーヒー・紅茶は授乳後のほうがおっぱいにカフェインが含まれる量がいくらかは少ないといわれています。
かわいい赤ちゃんのためには、妊娠発覚〜授乳期間中までは、なるべくカフェイン摂取は少なめに、授乳後の一休みに少しだけにと心がけましょう。
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