女性キャリア採用初の30%超 09年度、政府目標を達成 (08/05 17:00)
総務省と人事院は5日、国家公務員1種採用試験に合格して2009年度に中央省庁に採用されたいわゆる「キャリア官僚」の事務系職員のうち、女性の割合が08年度に比べ6・4ポイント増の30・6%と、初めて30%を超えたと発表した。 政府が05年12月に閣議決定した、事務系キャリア職員の女性採用者の割合を「10年度ごろまでに30%程度にする」との目標を達成した。 09年度の事務系キャリア職員の採用数は304人で、うち女性は93人。省庁別で女性の割合が高かったのは人事院(75・0%)、内閣府(54・5%)、環境省(42・9%)など。逆に低かったのは公正取引委員会(14・3%)、会計検査院(20・0%)などだった。 技術系を含む国家公務員1種の全採用者に占める女性の割合も、08年度に比べ4・1ポイント増の25・8%で過去最高だった。 一方、本省の課長級以上の職員に占める女性の割合は08年1月現在で2・0%(前年比0・1ポイント増)、審議官級以上の幹部は1・1%(前年と同率)と、依然として低率。 |