2009年 07月 18日
参考にさせていただいた各種記事(続き) 大雪山系遭難 荒天時の夏山の厳しさ 7月18日(土) 楽しむ人の多い夏山も、ひとたび天候が崩れれば“冬山”に早変わりする。北海道の大雪山系で相次いで起きた遭難は、山の厳しい表情を見せつけた。 悪天候のトムラウシ山と美瑛岳の山中で、二つのツアーの中高年登山客ら計26人が動けなくなり、10人が亡くなった。 トムラウシ山と美瑛岳は、標高が2100メートル前後にとどまるものの、緯度が高いため、気象の厳しさは本州の3千メートル級、日本アルプス並みという。遭難が起きた日は雨で、気温は10度前後。強い風が吹いていて、体感温度はさらに低かったはずだ。 尾根や岩場で風雨にさらされていると、急激に体力と体温が奪われ、最悪の場合、凍死する。今回亡くなった人も、多くは低体温症だった。 山に入るときは、第一に天候と相談する。これが鉄則である。その上で、天候の急変に対応できる行動、装備が欠かせない。 今回の遭難では、ツアーから多くの犠牲者が出た。とりわけトムラウシ山を登った19人のパーティーのうち8人が亡くなった。北海道警は、ツアーの主催会社の安全への目配りやガイドの判断に問題がなかったか、捜査を始めている。詳しく調べてほしい。 ツアーは気軽に登山を楽しめる良さがある。半面、参加者の体力や技術力にはばらつきがある。人数が多くなると小回りがきかず、統率も取りにくい。こうした弱みが犠牲を広げた面がないか、検証が必要だ。 ツアーはあらかじめ日程を組むため、現地で変更しにくい。計画に無理はなかったか。 19人のパーティーは、2泊3日で大雪山系を縦走する予定だった。途中に山小屋は少なく、かなりの体力が要る。遭難した日は、山行の最終日に当たっていた。 ガイドの判断が問われる。天気は朝から悪かったのに、なぜ動き続けたのか。宿泊地にとどまる、あるいは途中で引き返す手はなかったか。 参加者の側はどうか。登山ルートのチェックや、体調などの自己管理はできていただろうか。 中高年の登山ブームを背景に、昨年の山岳遭難者の半数を60歳以上が占めている。死者と行方不明者にも中高年が多い。体力や判断力の過信は禁物である。 信州もこの週末から、夏山シーズンが本番を迎える。事前の準備を入念に、山中では無理をせず、雄大な自然を、事故なく安全に楽しんでもらいたい。 http://www.shinmai.co.jp/news/20090718/KT090717ETI090012000022.htm 旅行会社社長ら聴取 大雪山系遭難 同行ガイド 2人は初行程 2009年7月18日 朝刊 中高年の登山客ら十人が死亡した北海道・大雪山系の遭難で、道警は十七日、ツアーを主催したアミューズトラベル(東京都千代田区)とオフィスコンパス(茨城県つくば市)の社長らから任意で事情聴取した。荒天でなぜ登山を続行したのかや、安全管理に問題がなかったかなどの経緯を中心に、業務上過失致死容疑で調べを進める。 日本山岳協会によると、夏山の悪天候による遭難としては、過去最悪の規模。 道警によると、アミューズ社のツアー参加者は全国各地から十三日に飛行機で北海道入り。十四~十六日に山中の避難小屋に二泊し、登山客十五人がガイド四人と旭岳からトムラウシ山まで四十数キロを縦走する予定だった。 遭難した十六日は風雨が強く、パーティーは散り散りになって登山客らの男女八人が死亡。道警は十七日午後、死亡した一人を広島市佐伯区の植原鈴子さん(62)と新たに確認した。身元の確認されていない死者二人のうち一人は浜松市浜北区の市川ひさ子さん(59)とみられる。 計画表によると、行程は一日の歩行距離が長く標高差もあり、天候急変の対応も困難。だが緊急時の延泊などを見込んだ予備日がない一方で、十七日には帰りの飛行機の便が設定されており、道警は日程に無理がなかったかも調べる。 同社によると、途中で別行動になった一人を除くガイド三人のうち、一人だけがこの行程を十数回経験していたが、ほか二人は同社のガイドとして初行程だったという。 美瑛岳のツアーはコンパス社が主催。女性客三人と男性ガイド三人が三泊四日で十勝岳などを縦走する予定だったが、女性一人が低体温症で死亡した。 事故を受け、アミューズ社の松下政市社長(50)は十七日午後から帯広市で記者会見し「本当に申し訳なく思っています」と謝罪。社長を辞任する意向を明らかにした。 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009071802000050.html 登山一行ちりぢり ガイド、8人を見失う 大雪山系遭難 トムラウシ山で救助を待つ人たち=17日午前5時36分、HTBヘリから、葛谷晋吾撮影 北海道大雪山系で起きた遭難事故をめぐり、トムラウシ山(2141メートル)で遭難したパーティーは、途中で歩行困難者が出る中で少なくとも八つに分裂していたことが北海道警への取材でわかった。道警は、同行ガイドや主催したアミューズトラベル社(東京)が安全確保を怠った結果、一行がバラバラとなり、8人の死者を出す事態に至った可能性があるとみて、業務上過失致死の疑いで社長らから事情を聴いている。近く同社を家宅捜索する方針だ。 道警などによると、パーティーは50~60代の客15人(男性5、女性10)と男性ガイド4人の計19人だったが、ガイド1人が事故前夜に泊まったヒサゴ沼避難小屋に残ったため、遭難時は客15人に対し、ガイド3人となっていた。 18人は16日午前5時半ごろ避難小屋を出発。昼前にはトムラウシ山頂に近い北沼付近で女性1人が低体温症で歩行困難となり、ガイド1人が付き添うことになった。 残る16人でしばらく進んだが、さらに男女4人が体調を崩すなどして進めなくなり、ここにもガイド1人が残ることになった。5人はテントを張って野営した。 この段階で、本隊はツアー客10人に対し、ガイド1人の11人。一行は下山を試みたが、ガイドが午後3時54分に5合目の「前トム平」から110番通報した内容は「ガイド1人、客2人の計3人がいます」というもので、ツアー客8人の行方を把握できなくなっていたという。 その後、16日深夜から17日未明にかけ、3グループに分かれた計5人が自力で下山。17日の捜索では、山頂付近から登山道に沿う形で、「北沼」に7人、「山頂付近」に1人、「南沼キャンプ指定地」に1人、「前トム平」に3人、「コマドリ沢分岐」に1人と、登山客は5カ所に分かれて見つかった。 自力で下山した男性は「ガイドのペースが速すぎて脱落して1人になった」「山中で野営し、17日午前3時半に再び歩き始めたところで車が来て拾われた」と話した。 同社によると、ガイド3人のうち、今回のコースの経験者は1人だったという。17日、帯広市内で記者会見したアミューズトラベルの松下政市社長は「出発時点では、ガイド3人は『(参加者の)脚力やこの天気なら問題ない』と確認して出発したのではないかと推測される。ただ、途中で引き返すという判断も、選択肢の一つとしてあっても良かった」と話した。 http://www.asahi.com/national/update/0718/TKY200907170469.html 心身の疲労、奪われたパーティーの一体感 大雪山系遭難 10人が命を落とした北海道大雪山系の遭難事故で、トムラウシ山では多数の犠牲者を出したパーティー以外に別のパーティーがいたが、こちらは全員が無事に下山した。事故に遭ったパーティーでも10人は生還している。何が生死を分けたのか。 16日早朝。ビュービューと吹く風の音を耳にしながら、一行は宿泊した避難小屋を出発した。愛知県清須市から参加した戸田新介さんは「大丈夫か」と疑った。20メートルの風。案の定、数時間で歩けなくなる人が出始めた。それなのに、元気な人は先を行く。昼を前に、集団は縦に長くなってしまった。その後、戸田さんらの一行は山頂手前の北沼へ。自力で下山した人によれば、ここで複数の人が体調不良を訴えた。 道警によると、生存者の中には「休んでしまうと体温が奪われてしまうと思い、歩き続けた。歩いているうちにポカポカとしてきた」と話した人もいるという。救助隊がこうした生存者の胸付近を触って確かめると、思いのほか温かみを感じたという。 一方、同じ小屋に泊まった静岡県の別のパーティー6人は、風雨の中を少し遅れただけで出発した。1人は「昼ごろ、空が明るくなった」と記憶している。ところが、直後に急変。山頂を越えたところにある前トム平では風雨がひどく、「真冬の吹雪のようで、体温を奪われた」。それでも一行は、元気な人が遅れそうな人のリュックを持ち、一緒に無事下山したという。 十勝山岳連盟の太田紘文会長によると、出発地の避難小屋から北沼まで晴天なら3時間。ところが、自力で下山した人の話などでは、一行はこの日、6時間前後もかかった。3日目の疲労に加え悪天候で、体力を消耗する人と、そうでない人に差が出た。 大雪山系では1日の歩行時間が8時間に及ぶ。「本州の山は小屋が点在し、歩行時間が北海道ほど長くない」と太田さん。また今回の一行が全国各地から集まっていたことも指摘。「心身の疲労で気持ちがバラバラになり、行動もバラバラになってしまったのでは」と話している。 http://www.asahi.com/national/update/0717/TKY200907170380.html 北海道・大雪山系遭難:強風の中ガイド「出発」/夏山、中高年に落とし穴(その1) ◇「無謀と思った」 ツアー客、判断ミス指摘も 北海道大雪山系トムラウシ山と美瑛岳の遭難は2パーティー、1個人の計10人の死亡が確認され、夏山としては過去に例がない大規模遭難となった。夏でも水が凍るといわれる大雪山系で、助かった男性は「寒くて死にそうだった」と振り返る。悪天候の中で予定を強行した判断に疑問を呈する声も上がる中、大雪山をよく知る地元の山岳関係者ですら「これほどの事故は記憶にない」とうめいた。 「午前4時36分、道警ヘリが男女2人を発見」「ヘリに収容、女性は心肺停止、男性は意識不明」--。 遭難の一報から12時間余りが経過した17日午前4時40分。前日の暴風雨が静まったトムラウシ山登山口(新得町)の現地対策本部では、無線から切迫した声が流れた。「ダメかもしれない」。救助隊を指揮する西十勝消防組合の幹部がつぶやいた。 約10分後、無線で伝えられた男女2人のうち、女性を収容したヘリが登山口の空き地に着陸。ヤッケを着て、フードを頭からかぶった女性が道警の機動隊員に抱きかかえられて降ろされ、待機していた救急車へ。両足は垂れ下がり、目は閉じたまま。顔は血の気がなく、真っ白だった。 続いて別のヘリが登山道で救助した女性を乗せて着陸。女性は報道陣のカメラを避けるように顔を手で覆い、道警が用意したワゴン車に乗り込んだ。トムラウシでの死者は、パーティーの8人、個人1人の9人に達した。 大雪山系は標高2000メートル級が続く。1500メートルを超えると大きな木は生えないため、強風が吹くと遮るものがない。今回のツアー客も強い風雨にさらされ、体感温度が一気に低下したとみられる。救助に出動した新得山岳会の小西則幸事務局長は「大雪山系では夏でも水が凍るほど気温が下がり、しっかりとした装備が必要。テントを持たず、山小屋を利用する縦走では小屋の設置場所が限られているため、どうしても行程に無理が生じる。こうしたことに悪天候が重なり、事故を招いてしまったのではないか」と推測する。 悪天候の中で登山に踏み切ったガイドの判断ミスを指摘する声も上がった。午前4時半ごろに下山したツアー客の戸田新介さん(65)=愛知県清須市=は15日の晩に泊まったヒサゴ沼避難小屋を出発する時、風が強いと感じたといい、「ガイドは出発すると判断したが、無謀だと思った」と話す。遭難時の様子については、「寒くて死にそうだった。ガイド1人が付き添って下山を始めたが、ペースが速すぎてちりぢりになってしまった」という。こうした判断について北海道山岳ガイド協会の幹部は「ガイドはツアー客を目的地まで安全に連れていくことが務め」と前置きした上で、「本州からのツアー客を案内する場合、旅程が詰まっており、帰りの航空便の時間にプレッシャーを感じる。16日朝、避難小屋を出発する時に悪天候の空を見上げて、難しい判断を迫られたはず。現段階で判断の良い悪いを問えないが今後の検証は必要だ」と指摘した。 ◇「ボランティア熱心な人だった」--亡くなった姫路・尾上さん 亡くなった尾上敦子さんの夫彰さんは17日朝、姫路市古二階町で経営する家具店を出て現地に向かった。店は通常通り営業しているが、従業員らは敦子さんの悲報に言葉少なだった。テレビニュースを見て店にお悔やみに行った近所の男性(67)は「敦子さんは明るく、熱心にボランティア活動をする人だった。彰さんは気丈に涙をこらえていたが、落胆している様子だった」と話した。【山川淳平】 ◇自力下山ホッと--広島・亀田さん妻 16日夜に自力下山した亀田通行さん(64)の妻(59)=広島市東区=は「17日午前1時30分ごろ、下山したとツアー会社から連絡があった。その前、救出までテントで過ごすと伝えられていたので、安心はしていた」と話した。遭難したグループは二手に分かれ、通行さんはすでに自力下山したグループに入っていたと説明されたという。通行さんは登山歴約10年。【星大樹】 ◇雨で体温低下 トムラウシ山のツアーを企画した「アミューズトラベル」(東京都千代田区)によると、一行は14日に旭岳温泉を出発、雨の中を白雲岳避難小屋まで歩いた。15日は曇りで、同小屋からヒサゴ沼避難小屋へ。16日朝、次のツアーを待つ男性ガイド(60)を避難小屋に残し、18人がトムラウシ山頂を経由してふもとのトムラウシ温泉を目指すコースへ出発した。気温は10~15度で、山頂までの間に強風にさらされ、一部の客は体温低下。体調が良好だった客6人とガイド2人が下山したという。 ◇なぜ突っ込んだ--アルピニストの野口健さんの話 アミューズトラベルは山岳ツアーを本格的にやっている旅行会社。報道を見る限り、ツアー客が不安に思うほど風が強い中で、なぜ突っ込んでいったのか。特に中高年の場合は体が冷えるため、ツアーでは天気が良いことが絶対条件。私も8月下旬に大雪山を縦走したことがあるが、避難小屋の中でテントを張って火をたいて体を温めた。本州とはまったく違う。 http://mainichi.jp/kansai/news/20090717ddf041040011000c.html?link_id=RAH03 北海道・大雪山系遭難:「収容者、意識なし」/本州の客、目立つ軽装(その2止) ◇ガイド判断に疑問も トムラウシ山、美瑛岳の遭難者はいずれも本州からのツアー客だった。本州ではそれなりの経験があったとみられるが、北海道は夏でも気温が氷点下になることがある。専門家は本州と北海道の夏山に対する認識の違いが悲劇につながった可能性もあるとみている。 札幌市内で登山用品小売業を営む栃内(とちない)譲さんは「道内の登山者ならば、『夏でも寒くなる』と知っているので、夏山にもフリースを持っていく。しかし、本州のツアー客の認識は異なる」と指摘。道内の夏山は本州からの登山ツアー客が目立つが、栃内さんは「軽装で出かける人が多いような気もする」という。 一方、今回の遭難について、北海道山岳ガイド協会の川越昭夫会長は「中高年の趣味として手軽という登山の一面が裏目に出た」と話す。警察庁によると、08年の山岳遭難は1631件(前年比147件増)、遭難者は1933人(同125人増)。年代別にみると、60代が576人で最も多く、50代が370人、70代が340人--と続く。50歳以上の中高年は1567人に達し、全体の81・1%を占める。川越会長は「中高年は『自分はまだ若い』という気持ちを捨てきれない。晴れているときはよいが、天候が崩れると、やはり、体力がなく、低体温症に陥りやすい。中高年の登山は、体力的に無理のない計画と十分な事前準備に配慮する必要がある」と警鐘を鳴らす。【水戸健一】 ◇8月でも氷点下に--トムラウシ山に10回以上の登山経験がある北海道山岳連盟の神山健・常任理事の話 山頂付近は8月でも気温が氷点下になることがあり、樹木がないため強風が吹くと隠れる場所がない厳しい環境だ。寒さが体力を奪ったのではないか。最近、北海道では雨が続いており、悪天候は予想できたはず。ツアー客はいざとなった時の力量が分からないので、ガイドは慎重を期すべきだった。 ◇天候予測どの程度--日本山岳協会遭難対策委副委員長の青山千彰・関西大教授(危機情報論)の話 状況からは気象遭難が考えられる。この時期の低気圧は太平洋高気圧の影響で停滞しがちになり、動きが読みにくく、さらに山頂の気象は厳しい。ツアーガイドがどの程度悪天候を予測してパーティーを誘導したのかが、今後の再発防止に向けても大事な情報だ。 http://mainichi.jp/chubu/newsarchive/news/20090717ddh041040004000c.html 遭難:死者10人に、別の登山者の遺体も見つかる 北海道 救助され、ヘリを降りて自力で歩く登山者=北海道新得町で2009年7月17日午前5時22分、西本勝撮影 遭難者の捜索に向かう自衛隊員=北海道新得町で2009年7月17日午前4時46分、西本勝撮影 北海道大雪山系のトムラウシ山(2141メートル)と美瑛岳(2052メートル)で登山ツアー中の二つのパーティーが遭難した事故で、道警などの救助隊は17日朝、トムラウシ山のパーティー18人のうち、男女13人を発見、道警などのヘリコプターで収容したが、ツアー客7人とガイド1人の8人が死亡した。5人は生存が確認された。このほか5人が自力で下山した。一方、美瑛岳では、救助隊が同日未明、パーティー6人を発見した。ツアー客の女性が死亡、5人は命に別条はない。二つのパーティーとは別に、登山中だったとみられる男性がトムラウシ山頂付近で遺体で発見された。今回の遭難での死者は10人で、死因は強風と気温の低下による低体温症とみられる。生存者は15人だった。 道警などによると、トムラウシ山のパーティーのうち死亡したのは男性2人と女性6人。山頂付近などで救助隊に発見されたが、いずれも意識がなく、搬送先の帯広市内などの病院で死亡が確認された。このほか、5人が救助され無事。5人は16日深夜から17日早朝にかけて自力で下山した。 一方、美瑛岳のパーティーで、生存が確認されたのは5人。自力歩行が難しい2人は道警ヘリで旭川市内の病院に運ばれた。残る3人は救助隊とともに下山した。 また、二つのパーティーとは別に遺体で見つかったのは茨城県笠間市の男性(64)とみられる。男性はトムラウシ山の登山口の「国民宿舎東大雪荘」に16日に宿泊する予約をしていたが、姿を見せなかったという。 帯広測候所によると、トムラウシ山頂では15日大雨に見舞われたが、16日は雲がかかり雨が降っていた可能性が高い。日中の気温は8~10度とされ、風が強く風速20~25メートルだったとみられる。風速が1メートル上がると、体感温度は1度下がるとされ、日中でも体感温度は氷点下10度ぐらいだった可能性があるという。【吉井理記、和田浩幸、久野華代】 亡くなった方々は次の通り。 《トムラウシ山》川角夏江さん(68)=名古屋市▽味田久子さん(62)=同▽木村隆さん(66)=同▽竹内多美子さん(69)=愛知県弥富市▽岡恵子さん(64)=岡山県倉敷市▽市川ひさ子さん(59)=浜松市▽植原鈴子さん(62)=広島市(以上ツアー客)▽吉川寛さん(61)=広島県廿日市市(ガイド) 《美瑛岳》尾上あつ子さん(64)=兵庫県姫路市(ツアー客) 下山した方々は次の通り。 【トムラウシ山】長田良子(おさだりょうこ)さん(68)=仙台市▽真鍋記余子(まなべきよこ)さん(55)=浜松市▽戸田新介さん(65)=愛知県清須市▽野首(のくび)功さん(69)=岐阜市▽亀田通行さん(64)=広島市▽前田和子さん(64)=同▽石原大子(もとこ)さん(61)=同▽斐品ひ(しな)真次さん(61)=山口県岩国市▽多田学央(たかお)さん(32)=札幌市北区▽松本仁さん=愛知県一宮市 【美瑛岳】浦野ひろ子さん(62)=埼玉県草加市▽小市匠さん(34)=茨城県つくば市▽大西倫子(のりこ)さん(55)=姫路市▽小坂吏(こさかし)亮さん(32)=北海道▽白石淳也さん(27)=札幌市 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090717k0000e040005000c.html __________________________________________________________________ その他、資料 http://yamachizu.mapple.net/mt01-0006/ データ(トムラウシ温泉) by segl | 2009-07-18 19:53 | Ⅶ 省察
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Ⅰ 奥秩父の山々
牛王院平 唐松尾山 西御殿岩 2006年 3月4日 笠取山 石保戸山、斉木林道(笠取林道) モリ尾根 斉木林道(笠取林道)、白沢峠 R411 花魁淵の岩崩れ 一之瀬周回ルート 藤尾山 一之瀬高橋 雲取山 和名倉山 山梨 倉掛山(鞍掛山) Ⅱ 奥秩父の渓谷 龍喰谷 大常木谷 Ⅲ 奥多摩の山々 高水山の紅葉 金比羅尾根 神戸岩 北秋川遍路 散策 戸倉、十里木、星竹 「市道」山を考える 茅倉尾根の山々 タルクボの峰 六つ石山から甲斐駒が岳遠望 御岳山~琴沢尾根 惣角澤、御前山第Ⅰ~Ⅲ尾根 県界尾根 大岳山をめぐる尾根と澤 築瀬尾根、阻場沢林道 赤井沢支流日陰沢(クドレ沢) 戸倉 穴の谷(アナノヤツ) 鈴ヶ尾澤遡行~障子岩沢下降 障子岩沢 菖蒲口(盆堀川、千ヶ澤出合い) 松株澤から刈寄山 滑入澤遡行、石津窪下降 刈寄澤、無名滝 光明山東尾根ルート 小坂志 漆ヶ谷 養沢、御岳山 馬頭刈尾根 小怒田尾根 日の出山 市道山の登路 半兵衛窪 大嶽山 白倉ルート 南秋川 矢沢林道 通矢尾根 サルギ尾根 Ⅳ ヴァリエーションルート ヴァリエーションルート論考 ヴァリエーションルート11選 Ⅴ 登山の方法論 歩き方(運歩法) トレイルランニング 歩荷トレーニング Ⅵ あとがき Ⅶ 省察 Ⅷ 大菩薩連嶺 Ⅸ 日本山岳耐久レース Ⅹ LINK ⅩⅠ 丹沢 ⅩⅡ ZARD ⅩⅢ 瀧川渓谷 ⅩⅣ 回帰点 ⅩⅤ Aphorism ⅩⅥ musik ⅩⅦ Chihiro Onitsuka ⅩⅧ 天王岩 ⅩⅨ はじめに エキサイトブログ
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