2009-07-02 18:21:54

携帯はあらゆるデバイスの暫定王者です

テーマ:ブログ

ドコモ、携帯電話の番号だけで送金が可能な「ドコモ ケータイ送金」を提供開始
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090702-00000019-rbb-sci

うわー。ほら。始まっちゃったよ。
これはかなり支配的なサービスですよ。本当にひどい。
携帯電話業者が銀行代理業なんてやったら、ものすごく支配的な企業になってしまいますよ。
なぜって、ものすごく便利だから、みんな使うに決まってるわけです。
まだ、「一度につき2万円まで」とか中途半端なことやってるから急には浸透しないだろうけどね。
べつに今回の「ケータイ送金」ひとつで世の中が変わるわけではありません。
しかし間違いなく、これは携帯電話市場が今以上に肥大していくプロローグとなるはず。
携帯電話ひとつで、連絡も、仕事も、お金のやりとりも、読書も、何でもできる世の中になってゆくわけです。
それが悪いとは思っていません。
昨日書いたケータイ産業の戦国時代がまた加速していくなあと感じただけです。

日本を先導しているのはテレビに出る有名人ではなく、官僚の連中です。
今回の決定も、表向きは「銀行代理業の申請」が認可されただけの軽い話に見えますが、日本の最重要ブレーンである高級官僚の意向が含まれていると思って間違いありません。……そうだよね? 銀行代理業ってどっかの省庁が認可下すんだよね?
島耕筰とか、サラリーマン金太郎みたいに、どっかの料亭でNTTの社長とみずほ銀行総裁が官僚達と打ち合わせたりしたのかなあ、と妄想が膨らみますね。

ちょっと大げさな話をしてしまいました。
陰謀論を話したいわけではありません。今後どんな社会になろうとどうでもいいので。
「携帯電話バブルが起こるきっかけになるであろう重要なニュースだなー」
という感想を持っているだけです。

僕はノンポリで、社会環境がどう動いても意見をしません。
信念はただ一つ、ウチから配信されるコンテンツの面白さで世界中を豊かにしたい。
それさえ実現できるベースが世の中にあれば、あんまりガバメントに文句は言わないと思います。
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2009-07-01 20:30:36

モバイルコンテンツ時代

テーマ:仕事のこと
17ヶ月目のケータイ(infobar2)が壊れて、
振動とともにギャリギャリと音を立てるようになったので新しいケータイを買おうと思い、
auショップと電化製品屋さんを二時間くらい散歩しました。
そしたらいろいろなことを考えたので、書きます。

auショップで新作ケータイをすべて触ったが、ピンと来るものがまったくなかった。
去年から携帯電話産業は周辺産業を巻き込み、飛躍的な進化の兆しを見せているというのに、
docomo、au、softbank各社とも新作にコレといった端末が並んでいない。
auが巨大な広告キャンペーンを行っているbiblioは、ブックケータイなので注目したが、
製品化するべきではないほどの出来だと思う。あまりにも処理速度が遅い。実機が物理的に重い。
一番意義のある試みは「ソーラー充電ケータイ」くらいだと思う。
それもソーラー充電以外の機能やビジュアルに魅力を感じなかったので、
まだ僕のケータイはうるさい音を立てるinfobar2です。

そう考えて、iPhoneがいかに優れたクリエーションなのかいまさら分かった。
機能面を除いても、多くの携帯電話はアイキャッチになるようなボディデザインすらできないのだ。

おそらく、あらゆる端末の企画陣にも技術陣にも、このモバイル産業の高波を予知し、
重大な危機感を持っている人間がいないのだと思う。
革新的な生活環境向上のツールは、グローバルに地球上で浸透するはずだと僕は思う。
だから、「日本は携帯電話においてガラパゴス状態で、いまのカタチが日本人の生活習慣や文化感覚に馴染んでいる」とか言ってるヤツははっきり言って馬鹿だと思う。
いまの携帯電話を電話機だと思っている人はセンスがなさすぎる。
20年前にパソコンが爆発的に普及したのと近い規模の文明的進化が、携帯産業の将来には待ち受けている。
携帯電話は間違いなく今後5年ほどで国境間を越えたグローバルな進化を遂げるだろう。なぜなら、一般的な携帯の処理性能は8年前のパソコンを越え、さらに低価格で、どんな業種の人間にも必要なデバイスだから進化せざるを得ないのである。
いままさにモバイル産業全般は成長期であり、この3年以内に大きなバブルが生まれるのは疑う余地がない。

同業者に多いタイプの「iPhoneの市場はまだ実験段階だ。それに、androidなどの競合とどちらが普及するか観戦すべきだ」と遠くから見ているビジネスマンも馬鹿だとしか言いようがない。
iPhoneはすでに全世界で4000万人のユーザーがいる。それも知的で、収入があって、iPhoneのような次世代端末に興味のある良質な顧客候補ばかりである。
とっくにそのへんの国より広いマーケットが存在しているのになぜ気づかないのだろう。
結果としてandroidがシェアを上回ったとしても、コンテンツ制作能力のある会社は、そっち向けに要件を変更すればいいだけの話である。

付け加えて言うなら、出版社の危機感のなさもかなりヤバいと思う。
この5~10年のあいだで、本は「出版→電子化」ではなく、「電子化→出版」が主流になるに決まっているのに、いち早くその出版体制へシフトしようとしている会社が少ない。
電子版から始めれば、売り上げが1ダウンロード単位で計算できるし、売れるのが確実な作品以外に出版コストがかからないのだから、当然のことである。
経営活動は、数十年という長期的なスパンで見れば、必ず合理的な商売が勝つようになっている。
出版業は不文律の多い業界だし、ちょっとだけ資本がいるので、参入してくるベンチャーも少ない。
そんな状況なので、ホットソースは急成長する可能性を十分に秘めていると思っている。

まもなく端末の競争が安定し、
モバイルコンテンツの戦国時代は到来する。
僕はその荒波の中で、多くの競合を打ち破って、「モバイルコンテンツ向けの読み物」をつくるプレーヤーとして、ホットソースを世界一の会社にしたい。
そのためのスタートアップに、マンガはすばらしいメディアだと実感している。日本に生まれて、マンガがあることほど幸せだと思うことはない。

そういうわけで、auのケータイを解約してiPhone3GSを買うことにしました。
iPhoneを2台持つことになるけど、ひとつは開発用にずっと使うので、まあしかたないや。

それと、こんな偉そうなことを書いたので、会社をうまくいかせて説得力を増すことのできるようがんばります。

あと、僕はまったくApple信者ではないですよ。
むしろパンクロッカーなので、おしゃれすぎてちょっとムカついてるくらい。
でも、iPhoneのすごさについては認めざるをえない。
それくらい現時点では優れた端末だと思います。
2009-07-01 16:59:00

ブログ

テーマ:ブログ
当社の編集者、井野口がブログを始めました。
タイトルは
いのぐちまいの「ジャニーズばんざいっ!」
です。
頭のおかしいタイトルですいません。

目的のないブログをやるのは無意味だと思います。
特に、最近のベンチャーは、何を目的としているのかわからないブログを役員みんなでやっていたりしますね。
そういう会社と一緒にされたら嫌なので、井野口には
「読者のことを考えて、面白いことを書くように」
と厳しく言っておきました。
別に、他人の食べたものとか、行ったところとか、どうでもいいですもんね。
人気ブログになったら会社としてもラッキーだし。

新人の編集者にブログはうってつけの勉強になると思います。

野口  辛口にっき
土屋  インターネット建設中
井野口 いのぐちまいの「ジャニーズばんざいっ!」

アクセス数競ってます。よろしくお願いしますー。
僕ももう少し面白いブログにしなくてはーと思ってます。
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