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双竜自スト:警察が鎮圧作戦、組合員らと衝突

 警察は4日、工場への立てこもりを続けている双竜自動車労組の組合員らに対する鎮圧作戦を行った。公権力が介入してから15日後のことだ。

 警察はこの日、組合員約500人が立てこもっている第2塗装工場とつながった第2車体工場の屋上に約400人の警察官を投入し、鎮圧作戦を行った。さらに第3・第4組み立て工場への進入を図ろうとしたが、組合員らが空気銃を発射し、火炎瓶を投げるなどして激しく抵抗したため失敗に終わった。この日の衝突で、警察・労組を合わせ約140人が負傷した。なお、警察は5日にも鎮圧作戦を行う予定。

 また、この日午前、会社側の社員約500人は、工場正門前の歩道に市民団体や民主労働党、進歩新党が設けた9カ所のテントを撤去し、その際に両者が再び衝突した。一方、双竜自の協力会社に対し債権を持つ銀行団は5日、予定通り双竜自の早期破産申請を裁判所へ提出する方針を決めた。

双竜自動車平沢工場(京畿道平沢市)では4日、まるで戦場のような様相を呈した。警察と対峙(たいじ)してきた労組の組合員らが完成車やタイヤなどに火を放ち、ところどころで黒い煙が上がった。火が放たれた第2車体工場の向かい側にある工場の屋根を、警察官たちが歩いている。/写真=オ・ジョンチャン記者

平沢=チョン・ヒョンソク記者

チェ・ジョンソク記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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