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リニア試算 Bルート乗降1万5千人 JR「C」は7千人 8月5日(水)

 JR東海は4日、リニア中央新幹線のルート別の工事費など、6〜7月に示した一連の試算結果に関し、県が出していた疑問点への回答を示した。この中で、県内に設けられる中間駅の予想乗降者数を初めて提示。諏訪・伊那谷回りのBルートでは1日当たり1万5千人だったのに対し、南アルプス貫通のCルートは同7千人とした。

 JRの増田幸宏取締役がこの日、長野市内で県の担当者に非公開で説明した後、回答書を公表した。

 中間駅は両ルートとも県内1カ所を想定。具体的な地点は示さなかったが、Bルートは「諏訪地区から上伊那にかけて」、Cルートでは「飯田市付近」とし、それぞれ中央線と飯田線に接続することを前提とした。また、東京−名古屋間に「1県1駅」、計4駅を設けた場合、各駅停車型の所要時間はBが79分、Cが72分かかると想定。直行型との差はともに32分となる。

 JRが7月に示した東京−名古屋間全体での需要予測はCがBを9%上回っていたが、中間駅の乗降者数の予測は公表していなかった。Bルートでの早期整備を主張している県側は、今回の試算について「有力な数字」(小林利弘交通政策課長)とし、今後のルート協議で重要視していく考えを示した。

 一方、県はBルートに2駅を設置した場合の輸送需要量も求めたが、JRは「経費がかさみ、ダイヤ編成に支障が出る」などとして示さなかった。また、CがBを5800億円上回るとした建設費(車両費を除く)の試算についても積算単価など根拠の開示を求めたが、詳しい説明はなかったという。

 このため県側は、各沿線に理解されるような「説明の工夫」を再度要請。十分な回答が得られない限り、ルートをめぐる調整の前提と位置付けている地元期成同盟会への説明会は「実施できない」としている。

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