闘劇予選全日程が終了した後に開催となった、『3rd』プレイヤーの祭典ともいえる5on5大会・クーペレーションカップ。今回は7月19日(日)、今年度オープンとなった東京の西日暮里バーサスで開催された。
また、第8回を数える本大会には、優勝チーム1名に闘劇決勝大会への出場権が与えられるというサプライズが! 闘劇決勝大会への出場を決めているプレイヤーはもちろん、出場権を狙うプレイヤーを含めて28チーム、140人が集まった。
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毎回、協力店舗の会場を変えて開催されている本大会。西日暮里バーサスの1フロアを貸し切っての運営となった。 |
最注目チームは、闘劇'08覇者、第7回クーペレーションカップ優勝の
MOV(春麗)擁する
【無双】MOV(春麗)、
タックル前田(ユン)、
ビッグバンけんぞ〜(※KO)(ヤン)、
おちび(ユン)、
ときど(春麗)。
MOVは最強プレイヤーと目されながらも闘劇の決勝出場権を獲得しておらず、今大会で優勝すればクーペレーションカップ2連覇&闘劇決勝出場権ゲットと、いやがおうにも中心となってしまう案配。
MOVは
クロダ(ヒューゴー)とチームを別れ、2チーム体制で出場権を狙う布陣だった。
しかし、
【無双】は3チームによる予選リーグで
クロダ(ヒューゴー)率いる
【クロダ無双】と当たってしまう。大将
クロダと対峙したのは
KO。
クロダが1ラウンド目を圧倒する形で先取したが、最後は
KOがダウンを奪い、星影演舞からのめくり雷撃蹴→しゃがみ中P→しゃがみ強Kのガード不能連係をループさせて勝利。
【クロダ無双】は予選落ちとなり、
MOVは優勝を逃せない形となる。
そしてその強豪が集う予選リーグを制したのは、中部・東海の混成チーム
【人妻VIP】こくじん(ダッドリー)、
雪男(ゴウキ)、
ももち(まこと)、
ウラケン(ゴウキ)、
ヒロちゃん(オロ)。
こくじんが終始、お得意の口プレイでムードを支配して勝利した。
いくつもの波乱を含み迎えた決勝トーナメント。各チームがくじ引きで順番を決めた後、各々が好きな場所を選ぶ、俗にいうK-1方式でトーナメントが作り上げられた。
決勝トーナメント1回戦では、予選リーグ2位のチームによる敗者復活トーナメントを抜けた
【無双】に対し、
【人妻VIP】が特攻した。
しかし、そこは優勝候補筆頭の
【無双】。先鋒
タックル前田が
【人妻VIP】の
ヒロちゃん、
雪男を倒し先制する。
タックル前田は幻影陣発動後、地上やられの相手に遠距離立ち強Pを数発決める高難度コンボから、わざとコンボを中断して前方転身などでダブルアップに成功。ユンの進化形を見せつつ、一気に勝負を決めていた。
【人妻VIP】中堅の
ウラケンは、空中戦を先読みした竜巻斬空脚が冴え
タックル前田を倒すものの、反撃はここまで。
【無双】次鋒の
KOが、
ウラケン、
こくじん、大将
ももちと、全試合2-0で圧倒し勝利。特に
ももち戦では、画面端に追い詰めて強K移動投げとブロッキング仕込みしゃがみ中K→EX蟷螂斬で封殺。闘劇決勝大会への手応えを感じさせた。
そして準決勝第一試合は、
【アカホリ軍団】ヌキ(春麗)、
アカホリ(ヒューゴー)、
やっくん(ユン)、
トクラ(ヤン)、
アイク(ダッドリー)と、
【駆け落ちしますけん!】RX(ユリアン)、
dirty♪(オロ)、
エダ(ダッドリー)、
ロシヒカリ(ヤン)、
ないつ(ユン)という対決に。
しかし始まってみれば、
【アカホリ軍団】先鋒
やっくんが5タテ!
ヌキの存在が大きいチームではあるが、闘劇決勝大会での
ヌキのチームメイトとして、自らをアピールした。
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逆5タテも当然といった感のMOVだったが……。 |
そして注目のもう一方は、圧倒的な優勝候補
【無双】と『3rd』強豪地区として名高い九州代表
【連ね主義】鉄格子(Q)、
ひろえもん(ケン)、
鈴(春麗)、
CHAP(まこと)、
幽霊(ヤン)のカード。
幕開けは、
【連ね主義】ひろえもんと
【無双】おちび。ここで
ひろえもんが
おちびを破ると、そのまま
タックル前田とユン二人を破る。ここで
ときどを投入する
【無双】だが、
ときど本人は「ケンはまずいんだって〜」と自信の無いセリフ。結局は
ときど、さらには
KOを破り、
ひろえもんが4タテ。大将
MOVへと迫る。
MOVは若干暖まっていない雰囲気を感じさせながらも、
ひろえもんのダッシュ中心のラッシュと、相手の置き技をしゃがみ中K→疾風迅雷脚で刈るスタイルに対応。
鉄格子、
CHAPと破って副将
鈴との同キャラ戦へ。
逆5タテが当然のように勝ち続ける
MOV。しかし
鈴との対戦では、起き攻め強Kスライド入力リープアタック→鳳翼扇のつなぎを痛恨のミス。決まった勝負を落とす形で敗北してしまう。
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MOVに勝利した鈴。九州を代表する春麗使いだ。 |
激戦の末、決勝にコマを進めたのは
【アカホリ軍団】と
【連ね主義】。
先鋒戦は、軍団長
アカホリが破竹の勢いを見せる
ひろえもん破ってリード。ここで
【連ね主義】鉄格子が経験の差を見せ、Q対ヒューゴーというマニアックな組み合わせで勝利する。
鉄格子は続く
トクラ戦でも、屈伸で投げを空振りさせてコマンド投げ、EX蟷螂斬を連続ブロッキングなどのテクニックを見せて完封する。
先に中堅を引きずり出された
【アカホリ軍団】。しかし、ここで
やっくんが先の勢いをそのままに、ここ数カ月で培った実力を発揮。幻影陣の崩しをしっかり決め、不利時にはしゃがみ中K→絶招歩法で終始ターンをキープ。
鉄格子を破ると、
CHAP、
幽霊、大将
鈴まで4タテ!
ヌキを出すことなく、優勝を決めた。
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今、まさしく『3rd』の中心は俺! 感動のV!! |
何と
ヌキを温存したまま優勝を決めた
【アカホリ軍団】。
ヌキの複数タイトル参加の負担という懸念事項を払拭するこの結果を見るに、闘劇決勝大会でも優勝戦線に絡むことは間違い無さそうだ。
そして、
【アカホリ軍団】が闘劇決勝出場権を持っていたため、クーペレーションカップ代表枠は準優勝の九州代表
【連ね主義】に渡った。闘劇決勝大会には
【ドアを開けたらそこはヒルズへ】というチーム名で、
鉄格子(Q)、
ひろえもん(ケン)、
鈴(春麗)が参加の様子。こちらでも活躍は間違い無いだろう。
全ての予選日程を終えた本作。しかし、闘劇'08覇者
MOV、
クロダ、
井上をはじめ、まだまだ強豪が眠っている。彼らが当日予備予選に参加の予定もあると聞く。事実であれば決勝大会は日が昇り切るのを待たずして、熱戦の火蓋が切り落とされるだろう。
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優勝した【アカホリ軍団】。左からトクラ、ヌキ、アカホリ、やっくん、アイク。おめでとう! |
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準優勝の【連ね主義】。奥左から鈴、鉄格子、CHAP、幽霊、手前がひろえもん。決勝大会での活躍にも期待だ!! |