プールとの対戦が決定しファイティングポーズをとる亀田興毅=銀座マリアージュ
ボクシングの亀田興毅(亀田)が、世界戦仕様で世界前哨戦を飾る。3日、都内で会見し、9月5日にディファ有明で元北米ライトフライ級王者ウンベルト・プール(メキシコ)と試合を行うことを発表した。約6カ月ぶりの実戦となり、クリアすれば年末にも世界戦を行う。
3月の試合以降、メキシコでの暫定王座決定戦出場などの計画があったものの、実現しなかった。ブランクについて「試合が流れたりして、正直しんどい時期もあった」と吐露したが「試合が決まったし、いい勝ち方をしたい。次は世界タイトルマッチですわ。十分年内にできる」と、最後は笑顔で続けた。
WBA世界フライ級王者デンカオセーン(タイ)と交渉中だが、難航しているという。「世界戦が決まったらベルトを取りにいくだけ。今まではファイターだったけど、これだけじゃアカン。足を使ったスタイルも取り入れる。世界戦では両方できるようにしたいから、今回はこのスタイルでいく」と、世界戦仕様の万能型スタイルで臨む。