退学処分となり、行方不明と伝えられた愛知県豊川市の私立豊川高校駅伝部のケニア人女子元留学生(18)が国内にいることが3日、分かった。同校や支援している弁護士が明らかにした。
学校などによると、7月9日、元留学生、弁護士らと学校側が話し合った。元留学生は日本への滞在を望み、復学か企業への就職のあっせんを要請。学校側は退学の撤回はできないことを回答。元留学生がケニアに帰国する話も出たが、元留学生側は「本人の意向もあり、今後の対応を検討している」と話している。また、元留学生の就学ビザは6月21日で切れており、現在、延長を申請中。元留学生は、出席日数が足りず3月末に退学処分となった。【中島幸男】
毎日新聞 2009年8月3日 19時50分(最終更新 8月3日 22時57分)