1、薄井氏の弁明について
◇経歴詐称の疑いに関し薄井氏は「前職の業種が出版社だから出版社社員とした」という弁明をしています。
これでは答えになっていません。有権者は薄井氏を「採用」するか判断する側です。履歴書を見て「どういう仕事をしてきたか、どういうことができるのか」つまり職業上のキャリアを問うているのです。薄井氏は自身の「中身」を有権者に対し意図的に隠してきたことを請願人は問題にしているのです。
◇異論の封殺について
薄井氏は「変なコメントを書き込む人が増えてきます。「死ね」などの脅迫めいたモノから、アダルトサイトのURLを貼り付けた広告コメント、明らかにブログ記事の趣旨と違うモノなど、読者が読んで不快に思うコメントについて、私はブログ管理者として掲載しないようにしています。」と弁明しています。
これは詭弁です。弁明になっていません。薄井市議の「人物」は以下の通りです。
請願人は以前、保育園問題を自身のブログでは決して記事にしない佐藤市議を批判する記事を掲載しました。(2006年11月20日の記事)
この記事に対し薄井氏は
「あのブログ記事が削除されるまで、私は○○さんとのお付き合いはやめたいと思います。
薄井政美 2006年11月21日
03時37分」というメールを送りつけてきました。実際にその後、請願人は「村八分」のような扱いを受けたことは事実です。
ご理解いただけたでしょう。「薄井政美」という人物には、自分のメガネにかなわない人間はただの邪魔者にしか思えないのです。
請願人は主張します。
性風俗レポーターの仕事ならかまいません。しかし、です。私たちの税金で食べている市議としては「あってはならない」ことなのです。
薄井氏は立候補表明後も現在も、異論に耳を傾けないという姿勢をとり続けています。
日本国憲法の15条に「すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。」とあります。市議も特別職の公務員です。一票を入れてくれたお仲間の人たちのために奉仕するのではなく、全市民に奉仕する姿勢が求められます。そうでなくては「憲法違反市議」と揶揄されても仕方ないことでしょう。
◇薄井市議のコンプライアンスに関して
薄井市議は「その映像の大元の出典(この場合は11月7日に放送された日本テレビの報道番組『リアルタイム』)を明記しているので、著作権法の引用にあたります。」と弁明しています。本当に新聞記者であったのか疑いたくなるほどあきれた弁明です。
「引用」とは
著作権法第32条
公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。
つまり、部分的であるべきなのです。
さらに、「著作物」とは
思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。
薄井氏が見るよう奨励した「You
Tube(ユーチューブ)放映された報道番組の海賊版」をYou
Tubeに掲載する行為は、いわば「万引き行為」と同じです。
保護されるべき「著作物」とは到底言えないと考えます。
駄目を押しましょう。薄井氏が行った行為は「引用」ではなく「転載」でしょう。
「転載」とは
書物、新聞あるいはweb
page等の記事や写真を、他の出版物・媒体などにそのまま載せること。自説の強化のために用いられる「引用」とは異なり、「転載」は著作権保持者に無断で行うと違法行為にあたるので注意が必要。(出所は「はてなダイアリー」)
つまり、部分的ではなく「丸ごと」ということです。
薄井氏は請願人の再三の忠告にもかかわらず、「違法行為を繰り返していた」と言えるのではないでしょうか。薄井氏の弁明は「破綻」していることを理解いただけたことと思います。
皆さんに再度問います。「中身」を隠し、「異論」を封じ、「コンプライアンス」を無視した市議会議員に東村山市の未来、子ども達の未来を託せますか。市民の皆さん、もう一度考えてみましょう!
2、佐藤まさたか議員の最近の言動について
◇請願の無審査を問題にしないこと
請願の無審査の違法性を7月14日の記事に書きました。
請願人が提出した請願は「一秒」も審査されなかったと聞いています。これは明らかに法に抵触すると考えます。
市民の請願権を否定した委員会運営に関して、佐藤市議はご自身のブログに「感想」を書いています。
「請願の内容に踏み込んで審査されなかったのはおかしい」という内容をブログに書いている自民党の議員もいらっしゃいますが、佐藤議員はこの委員会運営を「こんな進行」「こんなシナリオ」と表現しています。
西口再開発問題であれだけ市や再開発組合に「踏み込んだ話し合い」の要求を突きつけ、市民の意見を聞くよう主張してきた佐藤議員が、自分の仲間のことになると市民の意見である請願に対する「無審査」を問題視しない。自己矛盾に気付かないのでしょうか。議員としての資質に問題があると断じざるを得ません。
◇薄井市議の弁明へのコメント
佐藤市議はこうコメントしています。
請願(第7号)は、ブログへの私(請願者)の書き込みを削除するのは言論封殺だと言ったり、YOU
TUBEへ誘導したことを理由に知的財産権侵害で不適格だと言っていたりしましたが、これはいずれも冒頭の薄井市議の説明通りであって、辞職を求めるに値しないことは明白なので即却下もわかります。
「私(請願者)の書き込みを削除するのは言論封殺だと言ったり・・・」
「知的財産権侵害で不適格だと言っていたり・・・」
そんなことは言っていません。
昨日のブログに掲載した請願の内容をご覧頂けば、佐藤市議の「理解力」がどれほどのものかお分かりになるでしょう。
さらに、佐藤市議は「薄井市議の説明通りであって、辞職を求めるに値しないことは明白なので即却下もわかります。」と「請願権を否定した無審査」が当たり前のような口ぶりです。
「理解力」だけでなく「思考力」の程度も疑われます。
選挙公報には「きちんと議論できる風通しのよい風土に変えていきましょう」と書かれています。請願人は佐藤市議に一票を投じましたが、まさに「騙された」というのが偽らざる気持ちです
◇佐藤市議の「草の根色のメガネ」
佐藤市議がいまだに「ミクシー」の西口関連コミュニティ(薄井管理人の承認が必要)に参加しているのであれば、氏ははいわゆる「ミクシー疲れ」「ミクシー症候群」の可能性があります。
ミクシーは、コミュニティ内では「おとなしい良い子」であり続けることが要求されます。精神的にお疲れなのでしょうか。最近の佐藤市議の言動はどうみても「偏見」に基づいています。
佐藤市議や薄井市議を支持する人は、請願人を「草の根クラブの仲間」と考えているようです。佐藤市議も決してブログに「違う」とは書きません。請願人と住民投票運動を一緒に行い、請願人の信条や言動を知っている佐藤市議だけに情けなくなります。
佐藤市議の最近のブログの内容は滅茶苦茶です。請願人を批判しているのか、草の根クラブの議員を批判しているのか非常に分かりにくい文章が並んでいます。
その理由です。佐藤市議の思考回路は非常にアナログ的であるからです。
安倍首相の「美しい国」同様、曖昧であり、非論理的であり、筋道がみえてこない論評が目立ちます。
アナログ的思考回路の持ち主であるからこそ、佐藤議員は「阿吽の呼吸」が通じない論者と議論ができないのです。そうであるからこそ体験を共有した「お仲間」としか議論がかみ合わないのです。
「こんなことだから(7月9日)」という記事が代表的です。言いたいことは何なのか?
私以外の議員の仕事ぶりは「こんなことだから」草の根会派の議員に「仕事」で負ける。請願人にはこのように受け取れます。自分以外の議員は無能だ、と考えているのでしょう。
さて、佐藤市議のメガネのレンズは実際には透明ですが、レンズには「草の根」という「色」に染まっています。赤い色のレンズを通して見ればすべてが赤い世界に見えます。同様に、「草の根色」のレンズを通せば何でも草の根色に見えるのでしょう。請願人や提出した請願、そして委員会運営も皆、草の根色・・・なのです。
氏はご自身のブログにこのように書きました。
「4年前の春、どうして議会に飛び込むことを決意したのか。」
そもそもに立ち返り考えました。
矢野穂積・朝木直子両市議のその前年からの言行が許しがたいものだと確信したからでした。
4年前、佐藤市議はこのことを訴えて当選したのか、それともこの「本心」を隠蔽して当選したのかは分かりませんが、この頃から草の根色のメガネをかけていたことだけは間違いありません。支持してきた人間を本当に失望させる「宣言」であると考えます。何はともあれ、最近の佐藤市議の言動を見ていると「何かにマインドコントロールされているのでは」と疑わざるを得ません。それがミクシーではないことを祈ります。
3、渡部市長について
◇ブログの閉鎖について
賢明な選択であったと評価します。もともと請願人は市長のブログには反対を表明していました。理由はいくつかあります。
・東村山市のホームページの市長へのメールとの整合性が問題になること。
同じ質問や意見を伝えた場合に同じ答えが返ってくるのか疑問であるということです。
・市民に一番近い存在は市議会議員であるべきであるからです。
市民が意見したり議論を交わしたりするのは市長ではなく議員であるべきです。請願にも市議の「同意」が必要です。市民が議員と忌憚のない議論をする、このことが民主主義を高める最善の方法です。
・匿名の投稿者の投稿理由が不純である場合もあります。
匿名の掲示板は「インターネット・オタク」と呼ばれる人たちのストレス発散の場になっているという指摘もあります。論を戦わせるのではなく、「相手をやっつける」ことを目的とした投稿を繰り返す輩が現れるのは必然です。
このような理由から市長のブログには当初から反対でした。再開されないことを望みます。
◇請願の取り扱いについて
請願人が提出した請願書は4通です。いずれの請願も請願人の利益ではなく、東村山市民の利益になると考え、敵式な手続きを経て提出したものです。請願法に基づき、誠実に処理する義務が果たされるよう、行政の長としてのリーダーシップを発揮していただきたいと考えます。
渡部市長は公約で「議会改革NO1」を掲げています。徹底した市民参加も約束しています。
公約が守られるよう要望いたします。
「地球温暖化防止東村山宣言」に関する請願に関しては、
東京都の「東京ビックトーク 石原知事と議論する会」に対しても、その主旨を意見(提案)しています。全自治体が「宣言」を行い、地球温暖化防止対策を推進しましょうという内容です。
「職員のサンダル履き勤務の禁止」の請願も今回の大震災を勘案すれば当然のことです。不採択にならないよう要望いたします。
以上、公職に就く3氏に対し意見させていただきました。
なお、薄井氏問題に関する掲示板が立ち上がっています。請願人もコメントを記入しています。この件で反論のある方はそちらでお願いします。
2007年7月21日