言いたい事
言いたい事を書きます。
たくさんの人にも考えてほしい内容を含んでいるから書きます。 私は、病気です。 猫を食い物にしています。 支えとなるものがなければ生きていけないので、猫を今日の糧、明日の糧にして生きています。 そういう意味で私は「猫を食い物」にしています。 なので「猫を戦利品として利用している」のではありません。 要するに世間から認めてもらうために活動しているのではない、という事です。 私の行為を「偽善」と思えるのは、行っている行為を「善意の行為」と取るから(取る人の取り方)であって、(過去に「偽善」となってしまった事はありますが)私は自分の行いを「善意の行為」とは思っていないので「偽善」かどうかは疑問です。 私にとっては「自分が生きる糧」ゆえの活動です。 そして私の活動は、自分に生きる糧を与えてくれた彼らに対するお返しです。 「公園に猫がいるんですけど、どうしたらいいですか?」 という質問に対し、私はお答えできません。 「貴方はどうしたいんですか?」 と問います。 私の問いを「冷たい」と思うかもしれませんが、それが分からなければアドバイスのしようもありません。 人に聞かずともどうにかしなくちゃと思うなら、まず行動してください。 できなければ関わらなければいいし、その場合には関わらなかった事を責める必要もありません。 その後の事をどうしようか、というのも、自分がどうしたいかを考えてくれないと何も言ってあげられません。 「自分で飼いたいんだけれど」「里子に出したいんだけれど」等と具体的な方向が決まって初めてアドバイスはできるものです。 最初からその方向性をも求められても決めてあげることはできません。 一つの考え方を聞いて参考にしたい、というなら話は別ですが、あくまでも見つけてしまった人がそのできる範囲でできる事をすればいいのです。 私の考え方ややり方は私が行動する際の方針なので、私が自分で行動するのでなければ私の考え方ややり方を押し付ける事はできません。 逆に、その人が一生懸命に考えて出した答えについて横から口を挟んで「それは間違っている」と言い放つ事は間違っています。 10人が行動すれば10個の考え方があって当然です。 良い方向へ向けようと考え出した答えに「正しい」も「間違っている」もありません。 その人が一生懸命に考えて出した答えなら正しいに決まっているのです。 考え方が様々だからこそ、様々なやり方があって、様々な方向性が見えてくるのです。 考え方ややり方までの押し付け指示はアドバイスでも何でもありません。 それは拒否していい、と私は思います。 私もそのようなアドバイスは必要としていません。(例えば堕胎は当然とか) 自分が正しいと思っているわけではありません。 私はただ自分の出した答えに従って尚試行錯誤を重ねて進んでみている、それだけの事です。 私には自信なんてありません。 けれど自信がなくても行動できます。 失敗を恐れては何もできません。 失敗から学ぶものも大きいはずです。 先日、吹奏楽の素晴らしい演奏の話題を用いて、目立つ活動も目立たない活動も、みなそれぞれ必要で要らない活動は一つもない、と動物愛護の事を書きました。 みんな違っているから良いのです。 また「要らない命は一つも無い」という意味も込めました。 強要された望まない性交渉によってできてしまった命を堕胎する事もできずに産んだ場合にも「尊い大切な命」と言えるのか、という質問を受けましたが、当たり前です! 一つの命はどんな状況下で産まれても、等しく尊いのです。 誰もその命に対して「お前は望まれて生まれてきていないから要らない命だ」と言い放つ事はできません。 その女性の気持ちをどう思うのかという問いは、本題から逸脱しています。 私は極力野良の子ではなくてセンターの子に関わりたいと思っています。 が、それはセンターの子が特別で野良の子を見捨てるという事ではありません。 みなさん、一度試しに各地域のセンターや保健所へ「譲渡目的での引き取り」について問い合わせてみてください。 多分、どの自治体でも簡単にOKは出ないと思います。 そのぐらいシビアです。 そのぐらい特殊な場所なのです。 私はそれ以前の実績がない為、推進員でなければボランティア譲渡(再譲渡目的で引き取る)の登録許可をいただけなかった事と思います。 ボランティア譲渡を申請登録(許可)した団体や個人にしか引き取れないなら、私はセンターの子に手を差し伸べたいと思います。 センターからの引取りを許可されている間はできるだけセンターへ行きたいと思います。 もちろん目の前に救わなければならない野良の子がいれば、当然センターの子は後回しです。 「可哀想」という考えに基づいてでは、福祉活動(児童・障害者・高齢者・動物他すべて)はできません。 どの福祉活動も、感情で動いていてはいつか自分がパンクします。 そしてその相手を「可哀想」と思って行動するのは相手に対して非常に失礼です。 個人で犬や猫のシェルターのような事をしていて、後にパンクして世間のお騒がせになっている 「破壊現場」も後を絶ちませんが、それも感情だけで動いた事による最悪の結末です。 私のところの保護猫に対して、「可哀想だから引き取りたい」というお問い合わせを頂いた事がありますがすべてお断りしました。 猫は自分の事を可哀想などと思ったりしません。 猫に対しても私に対しても同情は不要です。 その猫を心から愛して欲しいのです。 私の活動の根源に、「可哀想」という意識は微塵もありません。 もちろん蓮貴やしーちゃんやイブにも同じです。 可哀想なのは、虐待や処分によって命・生きる権利を奪われる事です。 もしもほんの少しでも「可哀想」などという意識を持ってしまったら、あの恐ろしいセンターの中へ猫を迎えに行く事はできません。 いつもいつも無数の犬たちからの目を避けて猫だけを連れてくるのです。 私が引き取りに行けるのは年に数回ですから、その日その時に出会えなかった猫は、みんなこの世にはもういないのです。 その猫や犬に対して「可哀想に、つらかっただろうに」と言葉をかけてあげることはあるでしょうが、間違っても可哀想だからという感情からの言動ではありません。 それから初対面でいきなり「預かってください」と平気で言ってくる人がいますが、お断りします。 可哀想の次元が違っています。 推進員制度について、勘違いをされている方がとても多いので書いておきます。 推進員は行政側の人間ではありません。 どちら側かという言い方で線引きするなら、民間側です。 例えるなら、学級委員になった生徒が学校側先生側の立場の人ではないのと同じです。 推進員は行政側に協力するのを「委嘱」された民間人ですから、何の権力もありません。 推進員だから偉いわけではなし、推進員だから活動しているのでもなく、活動の一部として推進員になっているだけなのです。 それからこの推進員制度は、現在取り入れられていない自治体の方が多い状況です。 都道府県と政令市及び中核市の合わせて97自治体が推進員制度を取り入れることができますが、その97自治体の内推進員制度を設けているのはたった34自治体との事です。 内、協議会も持たない自治体も多くあり、推進員制度はまだはじまったばかりと言えます。 また、各自治体によってその推進員の募集範囲や委嘱内容が異なるため、一言で推進員とくくる事はできません。 一般公募のある自治体と、推薦のみしか委嘱しない自治体があり、それぞれの推進員の活動も様々です。 推進員の指針がハッキリしていないので、「推進員として」という言葉は時に困惑します。 言いたい事はここまでにします。 私は人とのお付き合いが下手で申し訳なく思いますが、私は私なりに精一杯一生懸命にやっている、そこに嘘はありません。 怪メールや珍メールが多いのですが、精神をかき乱されて迷惑です。 私がここに載せる写真の数々の表情の中に、彼らの真の声がありますから見てください。 外に繋がれている事にも慣れてくれたイブ。 箱から出る方法を身に付けた珠と彩。 舞もそろそろマスターします。(名前間違っていたから直しました・・汗) あたたかく迎えられる日を心待ちにしている彼女達。 by kotokoto_kotoko | 2008-03-23 23:16 | 徒然帖
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