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正答率、親の年収で格差 08年学力テストの小6
(08/04 18:45)


 昨年実施した全国学力テストの公立小6年生の結果について追加調査した文部科学省の専門家会議は4日、保護者の年収が高い世帯ほど子どもの学力が高いとする調査結果を報告した。年収1200万円以上では国語、算数の正答率が平均より8〜10ポイント高く、200万円未満は逆に10ポイント以上低かった。所得の高低で最大23ポイントの差が開いた。

 全国学力テストの結果と年収の相関関係を裏付けるデータの公表は初めて。公教育をめぐり低所得者の支援が課題となりそうだ。

 調査は五つの政令市の公立小計100校を選んで6年生8093人を対象にし、5847人の児童の保護者が回答した。

 結果によると、知識の活用力を問う算数Bの平均正答率で年収による差が最も大きかった。平均が55・8%だったのに対し、「700万円以上800万円未満」は57・1%でほぼ平均。「1200万円以上1500万円未満」は65・9%で、200万円未満の42・6%と23・3ポイントの開きがあった。

 また学校外の教育費支出を調べたところ「月に5万円以上」は正答率71・2%だったが、「支出なし」は同44・4%で、26・8ポイントの差。専門家会議は「年収が高いほど塾など子どもの教育費に投資するため、差が生じた」と分析している。

 

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