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〈激白ルポ〉別れませんから! 妻が家を出ていかない、本当の事情(3)

婦人公論8月 3日(月) 21時13分配信 / エンターテインメント - エンタメ総合
別れないことこそ、復讐?
 でも、愛情の面で「雨降って地固まる」という結論を聞けたのは、このミワコさんひとりだった。 半年前に夫の浮気が発覚したサオリさん(40歳)は、「別れないことこそ、復讐!」と言い切る。
 夫は、会社の同僚と3年間も隠れて浮気して、バレたとき「彼女は運命の人。君のことは嫌いじゃないけど、彼女と別れたら一生後悔する」と言ってのけたそうだ。
「私はショックで生理が止まり、髪がごっそり抜け、不眠に。食べ物の味すらわからなくなりました。『あぁ、砂を噛むような、ってこういうことか』と実感。でも夫のことが大好きだったから、ふらふらになりながら手のこんだ料理を作って、彼女とのデートで帰ってこない夫を待ったり、背中を向けて眠る夫に、アダルトビデオを見てこっそり学んだセックスの怪しげな技を仕掛けたりしました」
 浮気が発覚して2ヵ月後、修羅場の最中に相手の女は逃げ、親族や友人にも責められた夫は、「どうかしていた」と謝ってきた。
「離婚は回避したけれど、不倫相手を“運命の人”と言った言葉は消せません。だから絶対、別れてやらないって誓いました。離婚したら、女と夫はヨリを戻すかもしれない。ふたりを幸せになんか、絶対にさせない! 夫を愛してるけど、同じだけ憎んでもいます。だから私は別れません。情けないけど」
 前出のヒロミさんも言う。
「週に4、5回も、1万円以上もするお風呂にせっせと通うのは、ダンナへの復讐もあるかな。『あんたは愛人に毎月、何十万も使ってたんだから、私にもこの程度の権利はあるはず。浮気して愛人やあんたと同じレベルに堕ちる気はないけど、そのぶん、健全(!?)に、あんたの稼ぎを使ってやる』って。
 以前は『自営業は、何があるかわからない』と思って、節約と貯金に精を出していたけど、今はそんな気サラサラなし。妻の座を利用してたっぷり贅沢させてもらってるわ。あっはっは」
(4)に続く

取材・文◎若尾淳子

【関連情報】
『婦人公論』2009年6月22日号目次
  • 最終更新:8月 3日(月) 21時13分
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