アニメ、ゲーム、マンガに付随して日本が世界に輸出したユニークな文化? コスプレ。今や世界各地のコンベンションで多くの現地コスプレイヤーが 活躍しているようですね。一方、発祥地とはいえ、狭い日本ではいろいろ 制限があり珍奇な目でみられることも少なくないコスプレイヤー達。 ハロウィーンとかあるアメリカなどでは受け入れやすかったと聞くこと もありますがその実態はどうなのでしょう?マンスリー・ファンジン 『Otaku Fanzine』からアメリカ人コスプレさん達のインタビューを 拾ってみました。 |
◆セーラージャンボリー・インタビュー◆ author and interview by Onyxmoon アニメ・コミュニティにおける最もホットなニュートレンドはコスプレ。実際、人気を獲得し始めてから現在までアメリカで10年間以上続いている。 今ではアニメのアート鑑賞という形態としてこれだけは飽き飽きするくらいだ。アニメと同じくコスプレは日本人から取り入れられた。 最も『有名な』日本のコスプレイヤーの幾人かは、コスチュームを見せるためにアメリカでのアニメ・コンベンションにさえ出席する。 彼らは本国の日本(お店は彼ら才能ある女性/男性のトレーディング・カード、アートブック、さらにはチュートリアルなどでいっぱいだ) の場合と同様、ここアニメ・コミュニティ間ではスターのように扱われている。 アメリカのアニメ・コミュニティの花はコスプレとなり大評判となって広がり始めた。 マスカレード(コスプレ・コンテストみたいなもの)の競争は激しさを増し、グループ間の駆け引きは苛烈になり、審査員は冷や汗をかいている。 あえて競おうとする全てのコスプレイヤーにはののしりあい、怒号、噂、恐ろしげな暗いミステリーが付いてまわる。 これらのレディースは血まみれだ!!!そ、そうなのか? こういった女性や少女達は低俗な連中? もちろんそんなことはない。どうしてそう言えるかって? なぜなら私は彼女らを知る機会があり結局ひどい噂、ののしりあい、怒号を退けたから。そして真実と光でもって見極めたというわけだ。 セーラージャンボリー(以下SJ)が最も広く知られたアメリカベースのコスプレグループであるのは間違いないだろう。 コスプレにおいてこのグループほど多くの公衆の注目を集めカメラのフラッシュを浴びるグループはいない。 私は以下のメンバーにインタビューするラッキーなチャンスを得た。 クリシー、ジーナ・ヤイオ(SJの共同設立者) アヤコ(最も新しいキャスト・メンバー) サイレン、トリスタン・シトリン、バニー(全員SJメンバーのベテラン。 サイレンはメインでSJ2000スケジュールを仕切っていたが今はステージ外の事をしている。) ― 何が最初でコスプレに引っ張られました? ― ◇アヤコ:「たいへん楽しそうに見えたし、 テーマ・パーティーやハロウィーンの休日の時より目立たずにドレスアップできる口実になったから」 ◇サイレン:「エーと…私は本当に小さい子供の時からコスチュームやドレスを着ていました。たぶん3歳くらいから始めてました。 その頃でさえファンだからという理由でドレスアップしていましたね。以前小学校時に“夜の女王”をやりました。 モーツァルトのオペラ『魔笛』からのキャラクターです。最初のアニメ・コスプレは1997年のセーラームーンでした。 まだそれが『コスプレ』と呼ばれてることさえ知らなかった。 セーラームーンがとても好きだったし私はほんとに彼女のようにドレスアップしたいのだとわかった」 ◇クリシー:「ママが'97年のハロウィーンで私の最初のセーラージュピター・コスチュームを作ったくれた時に コスプレに引き込まれました。姉妹と私はアニメ・エキスポ'98のためセーラー・コスチュームをまとって、 それが全ての始まりでした」 ◇トリスタン:「コスチュームの分野で手を広げたいという願望があって、私は新たな何かを必要としていました。アニメこそそれでした!」 ◇バニー:「あらゆる点でセーラージャンボリー。SJオンラインを見つける前はコスプレが何であるか知りませんでした」 ◇ジーナ:「アニメ・エキスポ 1998に参加した後にコスプレとは何かはっきりわかりました。 コスプレイヤーはとても素晴らしいコスチュームをしていて、とんでもなかったわ。私も彼らの世界に加わりたいと思いました」 ― コスプレする以前に類似の経験(パフォーミング・アーツなど)がありますか? ― ◇アヤコ:「元フィギュアスケーターでした。(そんなに長い間はしていませんが) ですからセーラー戦士のコスチュームは非常に似ています。また聖歌コンクールもやっていました」 ◇サイレン:「そうですね、小学5年からいろいろなタイプのパフォーミング・アーツをしています。 多くのデザインと芸術的な素養を習得しました。いくつかの楽器を演奏できて歌えます」 ◇クリシー:「はい、ハイスクールの英語クラスでは『ロミオとジュリエット』劇のマーキューシオでした。 演劇のコスチューム作りも担ってました」 ◇トリスタン:「ミドルスクールとハイスクールを通してアクティブに音楽だけでなく舞台にも熱中しました。 大学では音楽専攻でしたね。大抵のアーティストきどりの人達のように私もちょっぴり変なカッコをするのが好きです」 ◇バニー:「歌唱クラス、演劇クラス(学校の内外で)、それからお裁縫とアニメが大好き」 ◇ジーナ:「セーラーマーズとしてあるハロウィーンでドレスアップすることが最初のコスプレ体験でした。 でもその時はコスプレが何なのか知らなかった。ママは私のコスチュームを作ってくれて、 それを着てみたとき私は本当に似合っていると感じて面白かった! 他の子供達は私達を指さして『セーラームーン!』って言ってたわ。みんな私達のコスチュームを素敵と思ってくれた」 ― 何かコスプレでインスパイアされた(他のコスプレイヤー/アクター/シンガーといった)人物はいますか?― ◇アヤコ:「バービーと多田カイエのグループ、URAN2とのみ女(※米国のコンベンションでは有名な日本のコスプレグループだそうです) は驚くべきコスチュームで本当にインスパイアされます。 また林原めぐみのキャラクターは大抵私のお気に入りなので彼女のキャラとしてドレスアップするのも大好きです」 ◇サイレン:「そうね。アーティストのキャラクターにはいつもインスパイアされる。他のコスプレイヤー? バービー月野、多田カイエ、のみ女の3人は私のビッグ・アイドルです。本当に彼女らはうまくやっているわ! アッそうそう、最近では多くのJ-ロック・コスプレにインスパイアされています。コスプレ・シーンにはとても多くのクリエイティヴな人達がいて私なんかどうしようもないわね! それからJ-ロッカーに基づいたオリジナルコスチュームも持っています」 ◇クリシー:「はい、非常に影響された数人の日本のコスプレイヤーの名をあげることができます。 バービーとカイエ ― 非常に有名な二人のコスプレイヤー。 それからKANONという名のスコール・レオンハート(FF8)のコスプレイヤー/モデル。 私はとてもKANONに感心していて不完全でもいいからスコール・コスチュームを作りたかった」 ◇トリスタン:「私は高木ナオ(セーラームーン・ミュージカル・ウラヌス)に大いにインスパイアされました。 テクニカルなコスプレイヤーではなくキャラクターに成りきろうと努力しているからです。 結果としてパフォーマンスを高めています。彼女を見るのは素晴らしい。バービーとカイエもワンダフル。 彼ら以上に素敵で天分のある人はいません。才能があるのは明白ですね」 ◇バニー:「林原めぐみと彼女のリナ・インバース(スレイヤーズ)としての仕事。 ティモシー・ザーン(作家)と彼が描くマラ・ジェイド(Star Wars)。 (ワゥ、だからといってそれほど面白いわけではないんだけど。二人は私のアイドルなんです…) ◇ジーナ:「明確にイエス。アニメエキスポ1999に行った時、日本のコスプレイヤーを初めて見たんです! バービーとカイエはセーラームーンとセーラービーナスでドレスアップしていた。 私はとても畏敬の念にうたれました。今日に至るまで彼女らは私の理想であり、私がコスプレを続けたいという理由です」 ― あなた方の意見ではうまくコスプレするためには、優れた女性裁縫師でなければならない?― ◇アヤコ:「いいえ、ホール・コスプレのため本当に素晴らしいコスチュームをプロに依頼することができますから。 絶対縫わなきゃいけないという事はないでしょうけど、裁縫ができて委託料金が浮けば確かにとてもイージーね」 ◇サイレン:「必ずしもそうではありません。もちろん何かのコスプレにトライしたいなら助けになります。 でも組立て式の衣類とか土台のオブジェと継いだ見事なコスチュームを見たことがあります。 必要なのはちょっとしたスキルと若干の創造性だと思う。(それから安全ピン。安全ピンは多くのコスプレの救済者ね)」 ◇クリシー:「エェーと私自身は女性裁縫師として勉強中です。^_^ コスチュームに努力を傾ける限り、たとえ縫い目がチグハグでも袖が合わなくても着る価値は十分あると思う!」 ◇トリスタン:「いいえ、でもとても助けになります。裁縫師であるからわかるけど 仮に裁縫がうまくないとした場合と比べ、はるかに私のコスチュームの範囲は広がっています。 ですから当然その衣装のタイプの如何によると思う。実際、全てはコスプレ・ジャンル次第です。 少女コスチュームは構造上たいてい熟練していると得をしますが、多くの少年とJ-ロックタイプ・コスチュームはお手軽に衣装棚から引っ張りだして出来上がり。 本当に全ては個人の創造性に係っている。 あまり裁縫せずに成功したコスプレイヤーならバリル(ジャイアントロボ 1999、ミラージュナイト 2000)はすばらしい例。 彼の仕事ぶりはスゴイ!」 ◇バニー:「それかお金持ちかね」 ◇ジーナ:「一般的には裁縫の経験を持つべき。この世界のたいはんの良いコスチュームは熟練した腕で苦労して作られます。 けれども何人かのコスプレイヤーはまったく裁縫をせず逃げまわっている。できるものってどうなのかな?ひとこと言わせて。 “Heat n' Bond!”(※商品名/裁縫なしで済ませたい時に使用するアイロン強力接着シートとのこと) 」 |
― コスプレの最高なとこは何でしょう?― ◇アヤコ:「現実に大好きなキャラクターの1人に『成りきる』楽しさ」 ◇サイレン:「キャラクターになってその成果が誉められること。特に私の場合小さな子供がセーラームーンの姿を見てくれるのが大好き。 子供達がキャラクターを賞賛してくれるさまは素敵よ。子供達が私を本物だと思ってくれて自惚れちゃう」 ◇クリシー:「私にとって最高なとこは普通の生活から大好きなキャラクターの役に踏み出す機会があるということでしょう。 私にとってコスプレとはちょっとした別の自分のライフスタイル。とても素敵な『逃避』体験」 ◇トリスタン:「ステージに立てることと実に多くの人達との出会い!」 ◇バニー:「最高なとこは確かに人々です。実際、今までSJの“一員”以外でコスプレをしたことはありません。 だから本当にコンベンションとかコスチュームとかじゃなくて友達との関係です」 ◇ジーナ:「コスプレする人達。私は今2年間ぐらいコスプレをしていますが、数多くのおかしくて面白くてすばらしい人達に出会いました。 コスチュームの下の人達は本当にコスプレを価値あるものにしてくれるわ」 ― コスプレの最悪のところは何?― ◇アヤコ:「きつい感情を傷つける批評とか不必要な注目です」 ◇サイレン:「コスプレ中の他のコスプレイヤーとの戦い。コスプレは実際、競い合いになる可能性があります。 それで私は多くの敵意を見てきました。本当に恐ろしいと思う。 なぜって私はコスプレをしているのであって、誰をやっつけてやろうかと悩まなきゃならないなんて勘弁してほしい。私はただ楽しみたくてやっているだけなのに」 ◇クリシー:「名声と栄光は容易じゃありません。コスチューム作りの為たくさんの血と汗と涙を流さなきゃならないから。 縫い付ける忍耐がなければね。時たま非常にイライラしてくる…でも結局やった甲斐があります」 ◇トリスタン:「とても率直に言って出会う幾人かは最悪。けれどもその分いい人達が補ってくれる! それからだいぶ差があるけど二番目はプリティーなコスチューム。私には参加できない:)" 」 ◇バニー:「コスチュームがあんまり派手なので、両親があるコスプレをやらせてくれないだろうなあ。 『スレイヤーズ』や『ウテナ』テープをママから隠さなきゃいけなくてママの不審の念にヤバイなあという感じ…。 (個人的な経験でした^^*)」 ◇ジーナ:「おぉ、間違いなくファンボーイやファンガールのストーカー行為でしょう」 ― コスプレイヤーとしてこれまでステレオタイプだなと感じました? もしくはどんな形であれコスプレをステレオタイプだなと感じました?― ◇アヤコ:「私自身は感じませんでした。でもそれをとっても変に感じる人達がいる事を知りました。 彼らはなぜ誰もがコスプレをしたがるのか理解できないみたい」 ◇サイレン:「変人だけがコスプレするの?私にはわからない。とっさにどんなステレオタイプも思い付かないけど」 ◇クリシー:「コスプレイヤーを賛美に飢えた傲慢なオタクアニメ狂信者と考えている人達が世間にいることを知っています。 そのようなたわごとを聞くとほんとにムカツキます。 真実はコスプレイヤーは自分らのアートに多大な努力を注いでいて、注目を浴びたい一心だけでやっているわけじゃないのに」 ◇トリスタン:「私は感じません。実際、アニメファンダムの外で出会う大半の人達は私のささやかな趣味に興味をそそられています!」 ◇バニー:「個人的にステレオタイプと感じたことはありません。でも時折ア〜エヘンッ、コスチュームの全服地が1ヤールもない女の子達、 ラムちゃん(うる星やつら)とか他のそのようなコスプレイヤーをステレオタイプと見てしまうかも…。 私は時々彼女達をふしだらねとか何とかステレオタイプに見てしまう…。それからファンボーイの不変のステレオタイプ像があります…」 ◇ジーナ:「明確にイエス。私達がなぜドレスアップを好きか理解しない一部の人達がいます。 彼らは私達をフリークス、そう生存していなくてもいい変人だと思っている。 私達のほとんどは大好きなキャラクターとしてドレスアップを楽しみながら注目されるのが好きなのに、 そんなことを言う人達は私達を実際に知りません。コスプレは普通の人々によってされる本当にただの罪のないお楽しみですよ」 ― 他のコスプレグループにせよ他のアニメ・コミュニティ・グループにせよ対立してしまうというような、 コスプレ・コミュニティにおける“政治的な駆け引き”を感じることがありますか?― ◇アヤコ:「えぇ、そう思う時がありますね。でもいつもあからさまってわけじゃないので確かとは言えませんけど」 ◇サイレン:「思います。でもグループがつくられ互いに競い合う場合それは何にでも起きることでしょう。 多くの駆け引きがあります。ウケる服装とは、日時は、行くにはどれくらい遠いのか、そして人々は他のコスプレイヤーをどうみなすのか…とかね」 ◇クリシー:「はい、セーラージャンボリーの一員ですから、私達は自然と他のコスプレグループとの多くの“政治的な駆け引き”や衝突を経験しました。 確かに対立があります。それを大学フットボール・チーム対抗のように考えてくれたらいいのかな。それはアニメ・コンベンション・マスカレードの競争的な性質によるものです。 でも同時に私達はたくさんの友人をつくりますし、皆がうまくやっていけることを願っています。けれども難しい。常に“一番”を目指して競い合っていくでしょうから」 ◇トリスタン:「アァ、イエス。どんなホビーサークルにもありますよ。コスプレイヤー達は自分らのアートに集中する必要がありタフな時を過ごします。 コスプレイヤー達のすべてが“グループ間の駆け引き”問題を時々抱えていると思います」 ◇バニー:「セーラージャンボリーの一員なので、ほんとに質問されているのかキョロキョロしてしまいますね*^_^* この問題について多くを語る自由はありませんがイエス、断固イエスと答えましょう。 コスプレグループ間には小学校の運動場より多くの衝突があります。やりあうにはだいたいにおいて育ちすぎていますが~.~… みんな競争においてスポーツマンのようにあるべきだと私は思いますが、やっぱりどうしても勝ちたい! できる事といえばなあ…本当に勝利を信じている人達に、こんちくしょうって腹を立てないことぐらい! おおげさってわけじゃなくて普通のことなんです。みんながメラメラ燃え始めたら止めないほうがいいと警告しときます」 ◇ジーナ:「えぇ、感じます。どんなタイプの社交的イベントにもありますから。コスプレはたんなるお楽しみであることをみんなが忘れる場合があり、実に残念ですね。 マスカレードの競争的な側面は対立を引き起こして、この“私よりいいのは誰”という心理はコスプレの喜びを奪ってしまう」 ― コスプレがたんなる“ドレスアップするお遊び”から進展して芸術形式として現在より広く認められていると感じますか?― ◇アヤコ:「イエス。 なぜって私が話をしてリサーチしてみてわかったのは一般にコスプレは変なものとして考えられていたという事です。 でもコンベンションでのコスチュームを越えて、人々がコスチュームを着るのは普通になってきています。 ◇サイレン:「たぶんドレスアップするお遊びからそう変わっていないでしょうが、次のレベルにはなったと言えるでしょう。 たんに“服を着る”場合、自分自身の個性を創作しますが、コスプレすることは他の誰かの創造したものを含んでいます。コスプレはどう見えるかだけではないのです。 (ポーズなどの)演出も関係してきます。 セーラームーン・コスプレイヤーの場合、腕組みしてボーッと立って気むずかしく見えるのと、ハッピーで元気に見えるとでは大きな違いがあります」 ◇クリシー:「明確にイエス。コスプレはたんなる“面白半分のドレスアップ”から“進展”しました。 本当に価値のあるアートです」 ◇トリスタン:「はい、そう感じます。ちょっとアメリカン・コスプレが過去数年にわたって遂げた進歩を見てください。 日本のコスプレ技術レベルとSci-fi(SF)コミュニティーのそれの両方に急速に近づいています。(そしてしばしばまさっています) 私達みんなが同等のアルチザン(職人)と見なされる日が楽しみです!」 ◇バニー:「私は実際にそんなに長いことコスプレ・アリーナにいません。だから本当にその質問に答えることができるとは思わないのですが…。 セーラームーンとしてドレスアップすることがバカで幼稚であると私のハイスクールの何人か(えぇ、みんな分別ある2年生だものね)が思っているのを知っています。 もちろん彼らのほとんどはセーラームーンが日本で起こったことさえ知らない、全く何がわかるっていうのでしょうね?^_^*"」 ◇ジーナ:「えぇ、もちろんです。コスプレは今やアニメ・コンベンションを通じて、あるいは他のどんなコンベンションでも広く敬意を表されています。 Sci-fiコンベンションさえアニメ・コスプレの影響を感じ始めています。 毎年ますますコスプレイヤーは増え続けて私達は大勢となり、人々がコスプレを受け入れて、彼らも参加したいのはより明白。 今日、マスカレードはアニメ・コンベンションのメインイベントです。誰もが大好きなキャラクターに命がふきこまれるのを見たい!」 ― コスプレイヤーを真のコスプレイヤーとするものは何でしょう?― ◇アヤコ:「自分自身愉快に過ごすこと。そしてキャラクターにできるだけ誠実であること」 ◇サイレン:「それは本当に難しい。コスプレには非常に多くの事柄が含まれるので私は判断を下せるとは思えません。 それにコスプレイヤーの本気度にもよります。真のコスプレイヤーとはホール・コスプレをほんとに楽しんでドレスアップできる人であり、 パフォーマンスのためにスキット(寸劇)やコスチュームに取り組める人です。あらゆるコスプレにおいてもね」 ◇クリシー:「コスチュームを作成する時には真のコスプレイヤーは精魂傾けるべきです。 真のコスプレイヤーはアニメと演じるキャラクターを愛しているからこそコスプレをするわけでしょう。 私のゴールはアニメ・キャラクターの真価をうまく表現できるようベストを尽くすことです」 ◇トリスタン:「キャラクターへの愛情です。ベストコスプレイヤーにはそれがあります。 キャラクターを愛し一体化していて、コスプレのアートを通してキャラと世界を共有したいと思っていますから。それが真摯であるなら何回やっているかは問題ではありません。 私は次の流行りを追いかける誰かより、いつでも衣装から姿勢まで月の王国と調和しているセーラームーン・コスプレイヤーをむしろ見たい。 キャラクターの探究こそがコスプレイヤーのベストアクセサリーです!」 ◇バニー:「あるコスプレイヤーがみずからよい評価を得ようと必要な時間、お金、エネルギーを捧げる時“真のコスプレイヤー”になると思う。 他のコスプレイヤーとは大体同じ程度。私はこれをSJの広告に変えたくありません。 でもSJがマスカレードでかなりうまくやったわけは(少なくとも私はこう思う)他の人々の意見で、私達のすることを惑わされなかったという事実です。 ゴールに到達するんだと私達自身を信じていた。あの、わかるかな?やったのよ! ポジティブな姿勢つまり献身的な傾倒がすべてのコスプレイヤーに必要なものです。…みんな私のお説教にダレないでね^^*」 ◇ジーナ:「コスプレイヤーはそれぞれ異なる格好とサイズをしています。 彼らがアニメのためにコスプレしてアニメ・コスチュームをまとい続ける限り、私の意見では彼らは真のコスプレイヤーです」 まぁ、そういうわけでコスプレに好奇心を持つ少年、少女のみなさん、このマッシヴなインタビューがコスプレイヤーを考える上で幾ばくかの洞察を与えたと私は思いたい。 基本的にはこういう事。楽しみなさいと。誰がマスカレードに勝つとか、誰が最高のコスチュームであるとか気にしないように。 それは私達が大好きなアニメへの感謝を表す術とは全く別のことだ。 Original English text (c) AnimeDorks アメリカでもやはり奇異の目で見られることもあるみたいですが皆さん意見がはっきりしていて、少々の逆風には負けない確固たる信念をお持ちのようです。 日米のコスプレの違いはマスカレードにあり!と見極めました(笑)。 アメリカの大抵のアニメ・コンベンションではマスカレードがメインイベントであり、各賞の栄冠を目指しコスプレさん達は燃えているようです。 そんな勝負にこだわる一面が面白いなあと。ライバル意識がバチバチ、スパークし気合入りまくり本気度120%で立ち向かっているのでしょうね。 以前マスカレードのストリーミング放送を観たことがあるのですが、こればっかりは現場にいないと楽しさがよくわからない。 舞台に置いてあるたんなる椅子が大受けしたりして謎でした。やっぱりウケるツボとか微妙に違うんだろうなぁ。[02/1/15 更新] |
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