韓国通信会社SKテレコムさんの運営するPCコミック配信サイト
「Toondosi」から、本日私の作品が発売開始されました。
作品が翻訳されて外国の方にも読んでいただけることは長年の私の夢でした。
その海外進出が、私の大好きな韓流ドラマの国からスタートしました。
ヨン様いつか読んでね。←洒落にあらず。真剣なのです。
これは皆様が私の作品を応援し続けてくださっていること、
そして関係者の方々が見捨てずに支えてくださっているおかげです。
感謝の気持ちでいっぱいです。
韓国の関係者の皆様、素敵なページを作ってくださって本当にありがとうございます。
心をこめてリンクさせていただきます。
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「銀の鬼」最新作は今124枚進行中です。まだ増やすかもしれません。
体調のすぐれない高齢猫も心配ですし、いつ頃出来上がるかはわかりません。
皆様からコメントをたくさんいただいているのですが、しばらくの間コメント返しもできないかと思います。本当にごめんなさい。
いつも力づけられております。
ありがとうございます。
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皆様、温かいコメントありがとうございます。
作品のことや、私のことや私の猫のことまで心配してくださって本当にありがとう。
締め切りがないので今みたいな時は助かります。
できるだけのことを福にしています。
福が一番欲しがるのは私とのスキンシップなので、体に無理がない程度にさすってやっています。
すると何だかどんどん眼がきらきらしてきました。
少しは食べるようになりましたし、お水も飲んでいます。
一日一日を大切に見守ります。
私は雑誌に描かせていただいていた時代、いつもこのことを恐れていました。
猫たちの具合が悪い時と、締め切りが重なったらどうしようと。
あまり世話してやれなかったらどうしようと。
でもそのころは飼っていた猫もまだ若く元気だったので、そういうことは味わわずに済みました。
雑誌をやめた後の長い年月で、5匹の飼い猫と、
家に迎えるつもりで10日間世話をした庭猫のルル
(ひどいトラウマのため、結局つかまえることができませんでした。病気だったようで10日目の夜苦しんでいました。獣医さんも長く待っていてくれたのですが、どうしても、餌に眠り薬を混ぜてもつかまえられませんでした。11日目の朝姿を消し、不安な気持ちで探していた私の前に再び現れて、傷ついていたしっぽをピンと立てにっこり笑ったような気がしました。安心して餌を取りに家に入って、出てみるともういませんでした。あれはルルの最期のご挨拶だったんだと思います)
の6匹を天国に送りました。
今一緒に暮らしているすべての子を幸せな気持ちで天国に送り出したいというのが私の願いです。
どのように生きたかが、どのように死ぬかにつながると思うから。
それは切っても切り離せないものだと思うから。
それでも別れは辛かった。いつもいつも。
立ち直れないほど辛い時もありました。ルルの時は特にそうでした。
庭にやってきた時、しっぽを焼かれていて焦げていたんです。
誰かに捨てられ、どこかで虐待を受けたのでしょう。
今の動物虐待、弱い者いじめの始まりのころだったんでしょう。
世の中は本当にどんどんいじめ体質になっているようです。壊れかかっている…と思います。
きっとみんな弱いのでしょう。弱い者がいじめられ、またそれより弱いものをいじめていく連鎖が止まらないんでしょう。
そんな中で自分はどう生きたらいいのかと考えるたびに虚しくなる時もあります。
自分も弱い一人間ですから。
そんな日々ですが、ただ自分にできるだけのことはやっていこうと決めています。
今本当に締め切りがなくてよかったと、そういう条件のもとに生きることができてよかったと、心底思っています。
昔願った思いはかなっている気がします。
長く書き込んでしまいました。
皆様のお気持ちありがたかったです。
では家族の所に戻りますね。
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7月31日夜11時過ぎです。
昨夜の上の文章は、読んでくださった方たちを悲しい気持ちにさせてしまったままだと気づきました。ごめんなさい。私は猫の本などで悲しい投稿を読むと辛くて、ずっと残ってしまうほうなので…。
いえ、それがですね、ミステリーカフェ掲示板時代から訪問してくださってる方達はご記憶にあるのではないかと思うんですが、そのトラウマ・ルルは再生したんですよ。
何の証拠もありません。ただ私がそう信じているというだけ。信じるしかない位不思議なことだというだけ。
ルルが消えて二十日後の、6月の最終日に、我が家の前の川に3匹の赤ちゃん猫が投げ捨てられました。その子たちは私が行くまで何十分間も川底の崖にしがみついて頑張りましたとも。
近所のおじさんたちが協力してくれて、助け上げました。
全力疾走で獣医さんに走って走って行くうちに、鳴き声がやんでしまった時はヒヤリとしましたっけ。
当時私はまだ37歳。その間家で獣医さんに電話連絡をしてくれてた母もまだ元気で、二人とも若かったんですね。あんな風にはもう走れません。
“眠らせましょう”という獣医さんに、必死で頼んで助けてもらいました。
三匹とも今でも元気です。
その中のココは顔、スタイル、かもし出すムードがルルに非常に似ています。
少し育ったころ、ある日廊下で何気なく横向きに振り返ったココを見た時、ルルだったんだ…とやっと気付きました。
”呼んでくれたからアタシ来たのよ”と言ってるような、しみじみとした、悟りきったような表情をしたんです。
でももしかしたら、あとのモカとパトもルルの一部なのかもしれません。
ルルは三つに分裂したのかもしれません。
ルルが消えたあの日から二十日。そして獣医さんは3匹の年齢を生後2週間だとおっしゃいました。
不思議と言えば不思議なタイミングだし、いや、ただの偶然の一致だと言えばそうかもしれません。
ただ、私は信じてるだけなんですよ。ルルは我が家に入ろうと決めて、まず天国へ行ったんだと。
そして別の命として新生したんだと。
ごく自然にそう思うだけなんですよ。
「桃の花の失踪」という作品はその思い出の副産物かもしれません。