県内ニュース

イブニング・シックス

県立医大病院で医療ミス2歳男児が意識不明(08月03日)

福島市の県立医大附属病院で2歳の男の子の手術中に誤って静脈に空気を注入する医療事故があり、男の子は意識不明となっています。病院の説明によりますと先月29日、2歳の男の子の手術中に鼻から胃に入れた管に空気を送ろうとしたところ、誤って静脈に入れた管に空気を注入したということです。患者の呼吸を示すモニターが異常を示したことから担当の麻酔科医が、直後にミスに気付き、手術を中止しましたが、男の子は、一時心肺停止の状態になりました。現在は集中治療室で治療を受けていますが意識不明の状態だということです。注入した空気の量は100ミリリットルと見られ、医大病院では、今後、外部の専門家による調査委員会を立ち上げて原因の調査と再発防止策の検討を行うことにしています。

7月の日照時間平年大きく下回る(08月03日)

県内の先月の日照時間は軒並み平年を大きく下回り、会津若松では観測史上最も少なかったことが分かりました。福島地方気象台によりますと先月の日照時間は福島市が92・9時間で平年の70パーセントとなるなど各地で平年を大きく下回りました。特に会津若松市では雷による機器の故障があったため参考記録ながら82・2時間と平年の半分以下で観測史上最も少なかったことが分かりました。7月に晴れた日が少なかったのは太平洋高気圧の張り出しが弱かったためですが、エルニーニョ現象が関係していると見られています。ここ20年で冷夏だった年を調べて見ると3年のうち2年はエルニーニョ現象が起きていました。そして、3年とも、梅雨明けは特定されませんでした。

郡山三東スーツ賃金未払いで書類送検(08月03日)

郡山労働基準監督署は従業員への賃金およそ1千790万円が支払われていないとして本宮市にある縫製会社「郡山三東スーツ」と代表取締役の男性を書類送検しました。最低賃金法違反などの疑いで書類送検されたのは本宮市にある縫製会社「郡山三東スーツ」と代表取締役の男性40歳です。郡山労働基準監督署によりますと「郡山三東スーツ」は去年7月から8月にかけての従業員85人の賃金およそ1千790万円を支払っていないという事です。「郡山三東スーツ」は県発注の公共工事にからむ汚職事件で一審で有罪判決を受けた佐藤栄佐久前知事の弟が経営していた会社で汚職事件の発端となった土地取引をしていたとされています。「郡山三東スーツ」は経営不振のため去年9月までに従業員全員を解雇し現在は事業活動を停止しています。

児童虐待件数は3年ぶりに減少(08月03日)

昨年度に県内で起きた児童虐待の数は238件で、前の年より30件少なかったことがわかりました。これは、きょう開かれた県や関係機関でつくる連絡会議で示されました。県によりますと、昨年度県内の児童相談所が対応した児童虐待の相談件数は238件で前の年と比べて30件減り、3年ぶりに「減少」に転じたことがわかりました。県では、要因についておととしと3年前に県内で幼い子どもが虐待をうけ死亡する事件があったことから、「保護者が虐待に気をつけるケースが多くなった」とみています。しかし、一方で3年連続で200件を超える高い水準となっていて、「決して楽観できる状況ではない」としています。また、虐待をしたのは「実の両親」が全体の8割を占めていて、虐待を早期に発見することが難しいということです。

衆院選立候補予定者説明会(08月03日)

今月30日に投票が行われる衆議院議員選挙を前に立候補予定者を対象にした説明会がきょう福島市で開かれました。県庁で行われた説明会には県内5つの選挙区に立候補を予定している人の関係者や政党の担当者など、およそ40人が出席しました。説明会では事務局と県警察本部から立候補を届け出る際の手順や選挙運動を行う上での注意点などが説明されました。きょうの説明会では、すでに立候補を表明している前職9人、新人8人のほかに、4区で新たに新人ひとりが立候補を検討していることが分かり、立候補予定者は5つの選挙区で18人となっています。衆議院議員選挙は今月18日に公示され、今月30日に投票が行われます。

東邦銀行がインターネット支店を開設(08月03日)

東邦銀行は、パソコンで口座の開設や取引ができる「インターネット支店」を県内の銀行としては初めて設けました。福島市にある東邦銀行の事務センターでは、インターネット支店のオープンを記念して、北村清士(きたむらせいし)頭取などがテープにハサミを入れ、開設を祝いました。この後パソコンのスイッチが押されると県内の銀行としては初めてのインターネット支店が営業を始めました。東邦銀行では、4年前から振込みなどができるネットバンキングは行っていましたが、インターネット支店では店舗に行かなくてもパソコンを使ったネット上での書類のやり取りで口座を開設し、取引や通帳の管理ができます。またインターネット支店で申し込んだ定期預金の金利は、店舗の窓口で申し込んだ場合よりも0・2パーセント上乗せされるほか、振込み手数料も優遇されます。インターネット支店は東邦銀行のホームページからアクセス出来ます。

老人施設にモモをプレゼント(08月03日)

おいしい旬の果物をお年寄りに味わってもらおうとJA伊達みらいはきょう、老人施設の利用者にモモをプレゼントしました。JA伊達みらいではお年寄りたちに地元で採れた季節の果物を味わってもらおうと8年前から管内の老人施設にモモをプレゼントしています。きょうは献上モモで有名な「あかつき」を7つの施設に届けました。例年同様甘くておいしいモモを口にしたお年よりたちは地元の夏の味覚を楽しんでいました。JA伊達みらいでは10月には保育園などにブドウやリンゴをプレゼントすることにしています。

福島地検の新・次席検事が着任会見(08月03日)

福島地方検察庁に着任した松本裕(ゆたか)次席検事がきょう、会見を開き、裁判員制度について「分りやすい裁判の実現に全力を傾けたい」と抱負を述べました。福島地検に着任した松本裕(ゆたか)次席検事は、法務省への出向から4年ぶりに現場勤務に戻りました。きょうの会見では、県内でもこれから始まる「裁判員裁判」について、「県民の協力が不可欠な制度で、真実の解明というこれまでの検察の立場は変えずに、分かりやすい裁判の実現に全力を傾けたい」と抱負を述べました。また、殺人や放火などの凶悪事件については、「警察とこれまで以上に連携して厳正に捜査し、治安の維持を図りたい」と述べました。

小中学生が法務局で仕事体験(08月03日)

小中学生が一日職員となって「法務局」の仕事を体験する催しが福島市で行われました。この催しは、法務局の仕事の内容を知ってもらおうと、福島地方法務局が初めて開いたものです。参加したのは県内各地から集まった小中学生15人ではじめに一日職員の委嘱状が手渡されました。午前中は、「自分の会社を作ってみよう」というテーマが用意され、株式会社を作って登記をするまでの手続きに取り組みました。法務局では、こうした登記のほか、戸籍の管理や人権擁護など様々な業務を行っていますが、こどもたちにとっては、なじみが薄い仕事も多く、福島地方法務局では、この催しを来年以降も続けていくことにしています。