バルザニ氏が議長再選 クルド人自治区、批判票も【カイロ共同】イラク北部クルド人自治区で25日に行われた自治政府トップの議長と自治議会(定数111)の選挙で、自治区選管は29日、現職のマスード・バルザニ・クルド民主党(KDP)党首が議長に再選され、KDPとクルド愛国同盟(PUK)の2大政党がつくる「クルド同盟」の統一名簿も過半数を獲得し、勝利したと発表した。ロイター通信などが伝えた。 クルド人はイラク人口の約15%を占める少数民族。バルザニ氏は2005年に自治議会で初めて選出されたが、制度が変更されたため、自治政府議長が直接選挙で選ばれるのは初めて。バルザニ氏らを批判するグループも一定の票を集め、今後の自治政府の動向が注目されそうだ。 ロイターなどによると、有権者は約250万人で投票率は約80%。議長選でバルザニ氏の得票率は69・6%、「クルド同盟」の統一名簿は議会選で57%の得票率だった。しかし両党の「腐敗体質」への批判もあり、政治改革を訴える元PUK副議長のナウシルワン・ムスタファ氏率いる「変革リスト」が23・8%を得票した。 【共同通信】 |
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