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「名より実」の進学校選び 東大けって私大入学も (2/2ページ)
このニュースのトピックス:大学教育
また、国立大の進学率をみると、難関国立大の合格者イコール進学者かというと、そうでもないのだ。入試方式から考えると、国立大は私立大と異なり、複数合格した中から進学先を決めることはできない。すなわち1校受験に等しい。それにもかかわらず進学率は東大で99.6%、京大で99.5%なのだ。
では、受験生にとっては何ともぜいたくに思える東大や京大をけって、どこに進学しているのだろうか。大手予備校関係者が言う。「東大の理Iや理IIに合格しても、慶應義塾大をはじめとする私立大の医学部に進学する生徒は毎年、何人かはいますよ」
また、別のケースもあるようだ。「首都圏の受験生が地方の難関国立大文系学部に合格したのですが、スベリ止めだった難関私立大の文系学部に特待生で合格。結局、国立大をけって私立大に進学しました」とある高校の進路指導教諭は言う。名より実ということだろうか。
不況の影響もあって進学先を選ぶのにも、いろいろな考え方が出てきているようだ。
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