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【週刊韓(カラ)から】夏休みに“地獄”のキャンプ体験 韓国陸軍空挺部隊で (2/3ページ)
韓国陸軍では、この韓国最強部隊の訓練を中学生以上の一般人が体験する3泊4日のキャンプを2003年から実施している。参加料は4万ウォン(約3000円)。今回の夏季キャンプには、6カ所の空挺部隊に計1173人(男767人、女406人)がインターネットを通じて申請。うちイーグル部隊には212人が参加した。
キャンプは、体力や精神力を育てながら「自分にもできる」といった自信をつけ、一生忘れられないような思い出を作るのが目的だ。これまで約1万2000人がキャンプに参加した。
親の薦めで参加する中学・高校生が中心だが、中には77歳の高校の校長や女子大生、主婦も参加するなど多彩だ。茶髪や長髪、耳にピアスをした少年や肥満児の姿もみられ、“今どき”の韓国の若者たちもかなり集まってきていた。
訓練を指導していた上官らは“鬼軍曹”のイメージとはほど遠く、みなフレンドリーで優しい「お兄さん」「お父さん」といった感じだった。それでも訓練中は「分かったか」「もっと大きな声を出せ」「もっと早く動け」と常に命令調。軍隊式身のこなしに慣れていない少年たちが、おどおどする場面もあった。
キャンプでは、人間がいちばん恐怖心を感じるという地上11・5メートルの高さからの降下訓練や軍隊の訓練の中でいちばん過酷とされる毒ガス訓練なども行われていた。
毒ガス訓練は、ガス室に入ってから防毒マスクをはずして、その威力を体感する訓練だが、参加者はみなせき込んだり、涙を流しながら苦悶(くもん)の表情を浮かべてガス室から飛び出してきた。
キャンプを取材していた韓国人記者らは軍隊で毒ガス訓練を経験済みとあって、その苦しさをよく知っているだけに、「軍隊に行ったら嫌でも体験しなければいけないのに、何でわざわざ毒ガス訓練なんか受けに来るのかな」とキャンプの参加を理解できない様子だった。