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全国初の裁判員裁判、裁判員6人を選出
市民が刑事裁判で裁く全国で初めての裁判員裁判が3日午後、東京地裁で開かれる。その裁判に参加する裁判員6人が3日午前に選ばれた。裁判は3日午後1時半から始まり、判決は6日に言い渡される予定。
初めて裁判員が裁く事件は、今年5月に東京・足立区で起きた隣人殺人。殺人罪に問われているのは無職・藤井勝吉被告(72)で、向かいに住む小島千枝さん(当時66)を刃物で複数回刺して殺害したとされている。
東京地裁によると、「呼出状」が送られた73人の候補者のうち、3日に出席した候補者は47人で、重要な仕事や親の葬式などで辞退が認められた人が18人、呼出状が届かなかった人が6人、出席しなかった人は2人だった。候補者らは裁判長からの質問などを受けた後、抽選を経て、6人の裁判員と補充裁判員3人が選ばれた。現在、裁判員は裁判官から今後の説明を受けるなどして、午後の裁判に備えている。
また、一般傍聴席58席をめぐって、2382人が並んだという。
裁判員裁判では、これまでの裁判と変わる点がある。法廷では、被告人はこれまで弁護側の席の前に座っていたが、弁護士の隣に座る。これは、裁判員に被告人の悪い印象を最初から与えないための配慮だ。また、裁判は4日間の集中審理で行われる。4日間で判決を出すという迅速さ、モニター画面を利用して難しい言葉を使わずに裁判員にも理解できるわかりやすさの工夫、被告の手錠・腰縄は予断を与えないよう裁判員の前で外さないといった点が変わる。
裁判の注目点は、殺人罪の起訴事実については争いはないが、殺意については、「強い」とする検察側と「弱い」とする弁護側が争うこと。そのほか、動機などにより量刑を争うことが挙げられる。
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