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Spooky Action at a Distance

2009-08-03

ブログにおいて自分は貧乏だと主張している人をよく見かけるが、その「貧乏」の内実を見てみると、なかなかろくでもない。

タクシーに乗ったり、クレジットカードを使ったり、ゲーム機を買ったり、外食したり、わざわざ都心まで電車を乗り継いで出て買い物したり、野球をサッカーをその他もろもろを見に行ったり、あげくの果てには海外旅行に行ったり、プレゼントをやりとりしたり、夕食にタンドーリーチキン?だかを作ってみたり、ネットで何千円もする古本を買ってみたり、したうえで

あー、貧乏だ。

と嘆くのである。

景気が悪いので貧乏だといっておかなければならないような気になっているとか、生きづらさをそのまま表出するとさらに落ち込むので、経済状態に転嫁しているのだとかいうことかもしれない。「平均賃金」とやらがひと月42万円だそうで、そこから考えると20万円台後半から30万円前後の方がそういうことを言っているのだろうか。「平均」より下回っているのは間違いないので。

そもそも、平均を出すなら、1000万とか2000万以上年収がある層は除いて、国民の9割が得ている平均額を出すべきだろう。県民所得になるともっと少ない額になるのでより実態に近いと思われる。日銀短看の調査をしている人はブログの「景況感」なんか調べているかどうか知らないが、こういうのは参考になるのかならないのか。むかつくことだけは確かだが。

不幸の形も貧困の形もそれぞれだね、と能天気にまとめておけばいいのであろう。